2009年06月29日

奇跡は起こる!?

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆
    

  ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
「目からウロコの英語勉強術・五つのポイント」
1 「単語」ではなく「文章」を覚えること。
   多くの英文を覚えることは、英語に関する全ての悩みを解決する。
2 「頭」ではなく「口」で覚えること。
  「口が覚える記憶」は「頭が覚える記憶」の数百倍の容量を持つ。
3 より多く、より正確に覚えるためには「時間に挑戦する」こと。
  短時間で暗唱する目的はふたつ。1≫正確に覚えることと、2≫覚えたことを忘れないこと。
4 「すでに覚えたこと」を「何度も覚えなおす」ことが語学学習の本質。
  とんでもない回り道をしているかのように思われるかもしれないが、それこそが爆発的前進への最短コース。
  カメは必ずウサギに勝つ。
5 ホームグランドとなる一冊を持つこと。
  完全に制覇した一冊を持つことは最強の戦力となる。

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英語駆け込み寺

英語の勉強で、何が一番悩ましいかって?
そりゃア何て言ったって「覚えたはじから忘れてしまう」ことでしょ・・・。
一度覚えた事が全部頭の中に残っていれば
今ごろボクは天才だ。

なるほどもっともな話です。
日本人ほど、英語の学習に多くの時間と労力を費やす人種も珍しい。
その努力が全て実を結び、覚えた事がちゃんと頭の中に残っていれば
今ごろみんな英語がペラペラになっているはず・・・

ところが現実はそんな夢物語からは程遠いのではないでしょうか。
たとえば、あれだけ苦労して覚えた単語も
ふと振り返ってみれば、そのほとんどは忘却の海の中。

それどころか・・・
辞書である単語を調べていたら、どこかで見覚えがあるような気がして
よくよく考えてみたら3分前に調べたばかりの単語だった!
・・・なんてイマイマしいことも、幾度となくあるのではないでしょうか。

大学受験に限らず、様々な理由で英語を学習している人々にとって
これは共通な悩みであると言っていいでしょう。
「覚えたことを覚えた順に忘れてしまう」のです。
しかも厄介な事に、その事実を自分自身が一番よく知っているのです。
だからどうしても英語が好きになれない。
そして、出てくるのは自棄的なボヤキばかりです。

「同じ単語に何度もお目にかかるのに、なぜか覚えられない。
 またこの単語だ!
このあいだ覚えたはずなのに、どうしても思い出せない。」

「気がついてみたら、ひとつの単語で10回以上も辞書をひいている。
10回ひいても覚えないものは、何回ひいたって覚えられるわけがない。
結局のところ、辞書をひく時間だけ無駄なのではないだろうか。」

「それどころの話ではない、無理やり頭に詰め込もうとすると
今覚えかけている単語すら忘れてしまいそうな気がする。
正直言って、一つ覚えるたびに二つ忘れているような気がしてならない。」

こうした悩みのうちのいくつかは、あなた自身にも当てはまるのではないでしょうか。

だが心配はありません。
それはあなたの頭が悪いからではなく、勉強の仕方が悪いからにすぎないのです。
解決の方法はあります。
それも、いたってカンタンな理屈なのです。

要は、「覚えた事を覚えたはじから忘れる」のではなく、
「覚えたことはちゃんと残る」ようにすればいいだけの話です。
その方法はあるのです。
覚えた事が確実に一つずつ増えていけば
ある日あなたの名前が、成績優秀者の番付表に載っている、なんてことも夢ではありません。

「え? そんなことができるのかemoji03」って?

答えはイエス。
誰でも確実に英語の成績を伸ばす方法が、ここにあるのです。

とは言っても、特別に目新しい事をするわけではありません。
その勉強法の一つひとつを分解してみれば、
誰もが普段実践している、基本的なトレーニングの組み合わせに過ぎないのです。
つまり、誰でもがやろうと思えばできることなのです。

「え? 今の勉強の仕方を変えずに、このワタシが天才になれるのかface08」って?

・・・勘違いしないでください。

勉強法を全く変えずに、と言っているのではありません。
アッと驚くような目新しい事をする必要はありませんが
勉強の仕方にちょっと工夫を加えれば、
アッと驚くような効果を発揮すると言っているのです。

それと、念を押しておきますが
あなたが天才になれるとは言っていません。
ただ、あなた自身の「目からウロコが落ちる」ことだけは確かです。

「・・・何が言いたいの? 
人の弱みに付け込んで・・・
そんなうまい話があるわけないでしょ。emoji05

これって、もしかして新手の振り込め詐欺?」

・・・

イエイエ、決して振り込め詐欺ではありません。emoji06
このブログは商売っ気抜きでやろうと思っていますから
そんなご心配はしないでください。

「でも、そんな虫のいい話がホントにあるの?
なんかインチキ臭いわ・・・emoji34 」
と警戒なさるのも無理はないかもしれませんが
よく考えてみてください。
英語といえど、所詮は同じ人間の話す言葉に過ぎません。
英語よりはるかに難しいといわれている日本語を、完璧にマスターしているあなたに
言い換えれば、日本語の天才であるあなたに
それが攻略できないなどと、考える方が理屈がおかしいのです。

これは私の教室で何度も実証された方法です。
素直にアドバイスに従ってくれれば、「奇跡」は必ず起こります。



静岡県静岡市清水区高橋6丁目6-48 ガルバゼミ
ホームページ http://garba-zemi.jimdo.com/

  


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2009年07月01日

K君の場合

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆


今回はK君のことについてお話しようと思います。
誰にも奇跡の起こり得ることを
具体的な実例をもって話したほうが分かってもらえると思うからです。

K君は、ある進学校の3年生でした。
得意科目はナシ。
不得意科目なら何でもお任せの、典型的な「出遅れ受験生」だったのです。

それでも来年は受験しなければなりません。
ところが数学(および理数系)がまるきりダメ。
日本で3本指に入るほどの数学嫌いだと、本人が自慢していたくらいです。

そこで作戦を立てました。
数学のない受験を目指そうと・・・

これも立派な作戦だと言っていいでしょう。
わざわざ自分の不利な土俵で戦う必要はないからです。
文系の科目なら、努力しだいではどうにかなるかもしれない。
暗記が得意というわけではないが
クソ暗記なら、やればやっただけのことはあるに違いない。

だが問題は、何教科征服できるかだ。
あれもこれもと欲をかいても
今までの自分を振り返ってみれば、結局は何も出来ずに終わってしまうような気がする。
それより、どれかひとつの教科に的を絞ってみよう。
決して勉強がつらくて逃げているわけではない。
問題は、エネルギーを分散させずに、一点に集中させることだ。

・・そうだ、英語なんかどうだろう。
英語なら配点が高いから
完璧に制覇すれば、かなり希望の光が見えてくるに違いない。

見事な計算です。
出来ればほかの教科もバランスよく学習したいところですが
ぜいたくは言っていられません。
とりあえず一つでも得意科目を持つことが先決です。
それが英語であれば、なおさら言うことはありません。
私の教室でも、英語一本に的を絞って成功した例はいくつもあります。
さすがに3年生ともなると、よく受験の駆け引きを研究しているようです。

ところが、ここにもひとつ問題はありました。
その肝心な英語が、これまたまるっきりダメだったのです。158
たとえば、夏期講習の統一模試の成績は200点満点中40点だったとか。
入学してから今までに、英語で平均点を取った事がないというから
その強者振りには脱帽するほかはありません。

そこで、英語だけでもどうにかして欲しいって
しかも、3年の夏休みが終わってから駆け込んできたのですが・・・

正直な話、これってどうにかなるものでしょうか。
世の中ってものはそんなに甘くはありません。
200点満点で40点がほんの数ヶ月で大逆転するなんて
冷静に考えればありえない話ではないでしょうか。

ところが5ヵ月後のセンター試験でK君はやったのです。
その大逆転を。

K君のセンター試験の英語の成績は200点満点中160点。
国公立なんて高嶺の花、ボクにはとても縁のない話・・
と最初は眼中にすらなかったのですが
チャッカリ、ある国公立大学にも合格してしまったのです。

「世の中にはそんな偶然もあるさ」などとオチャラカしてはいけません。
これは決して作り話ではないし
さらに言うならば、K君に特別な素質があったからではありません。
特別な素質があれば、もともと200点満点で40点など取るはずがないではありませんか。
これは誰にでも可能な、いたってまともな、タネも仕掛けもある話なのです。

では、そのタネや仕掛けとは一体何なのか?
K君はどのような勉強をしたのか?

・・・というわけで
次回は「奇跡を起こす英語勉強法」の5つのポイントについてお話します。


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2009年07月04日

目からウロコの英語勉強術・5つのポイント

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆

さて、今回からいよいよ本題です。
K君に奇跡の大逆転をもたらした、「目からウロコの英語勉強術」とはいったい何か?
K君はどのような勉強をしたのか?

具体的にそのスケジュールをご紹介する前に
この学習法の根拠となる、5つのポイントについてお話しておきたいと思います。

と言っても、難しい話ではありません。
要は、「なぜ人々は英語の勉強に失敗するのか?」
そして「では、どうしたら確実に、やればやっただけ伸びるのか?」
「語学の学習とは何か?言葉とはいったいどういうものなのか?」
といった本質的な問題を振り返りながら
英語の学習者が一般的に抱いている常識の誤りを修正し
本来の王道を歩むための、私からの提案だと思ってくだされば結構です。

・・なんて、理屈っぽい話に聞こえるかもしれませんが
皆さんの貴重な努力を、確実な成果へと導いていくためには
どうしても外すわけにはいかない重要なポイントです。
あまりくどくどしい話はしたくないのですが
しばらくの間ガマンをしてお付き合い願いたいと思います。

なお、それぞれの詳細については、次回以降のブログで触れたいと思います。

◆「目からウロコの英語勉強術・5つのポイント」

1)「単語」ではなく「文章」を覚える事。
単語を一つずつばらばらに覚えようとするから覚えられないのです。
一つずつ別々にではなく、いくつかの単語を組み合わせて覚えたほうがはるかに覚えやすい。
意外なことに、「単語は増やして覚えた」ほうが覚えやすいのです。
出来れば、文章の一部として覚えたほうが賢明です。
文章の中で覚えた単語は忘れない、という理由もありますが
それ以上に、文章を覚えることには魔法のような力があるからです。
多くの英文を覚えれば無意識のうち英語的思考能力が身につき
英語の何たるかを自然に理解するようになります。
文法も構文も、すべてその中に含まれるといって過言ではありません。
まさに「多くの英文を覚える事は、英語に関する全ての悩みを解決する」のです。
それでダメなら何をしてもダメなのだ、とさえ言っていいでしょう。

2)言葉とは本来、「頭」ではなく「口」で(声に出して)覚えるもの。
たとえば、漢字を頭で覚えようとしても10個も覚えられませんが
手で(書いて)覚えればいくらでも覚えられます。
しかもそのほうが正確なのです。
同様に、英文を頭で覚えようと思っても、せいぜい10個か20個くらいが限界ですが
声に出して口で覚えれば、いくらでも覚えられます。
「口が覚える記憶」は、「頭で覚える記憶」よりはるかに膨大で、その上正確なのです。
「口」は英語を学習する際の最大の武器なのだ、ということを忘れないでください。
断言しておきますが、「口で覚えた者は頭で覚えた者に勝つ」のです。
つまり、ほかの教科と違って、英語だけは誰でも「頭のいいヤツ」に勝てるのです。
それが、英語とほかの教科との最大の相違点でもあるのです。
やってみれば分かります。

3)覚えたかどうかは「時間」によって決まる。
「時間がかかってもいいから正確に」は、真っ赤なウソです。
「時間がかかる」とは「覚えていない」事の証拠に過ぎません。
短時間で暗唱できるようになったかどうかが、覚えたかどうかの分かれ目なのです。
短時間でスラスラ暗唱出来る事は、何年経っても忘れません。
覚えるとはそういうことなのです。

4「既に覚えた事」を「何度も覚え直す」ことが語学学習の本質。
人間が「英語嫌い」になる理由はカンタンです。
次から次へと「新しい事」を詰め込もうとするから挫折を味わう事になるのです。
それで覚えられる、と言うのならまったく問題はありませんが
フツーの人間は、3週間以内に泥沼にはまって身動きが取れなくなってしまうでしょう。
やがて脳が金縛りにあったように拒否反応を起こしてしまうからです。
したがって、その泥沼から脱出する方法はひとつしかありません。
その方法とは・・
「既に覚えた事」を何度も復唱し
あれも覚えている、これも大丈夫だと「自分が一歩一歩前進している」事を確認する事なのです。
とんでもない遠回りをしているように見えるかもしれませんが
実はそれこそが語学学習の王道であり、爆発的成長への最短コースなのです。
自信を持ってください。カメは必ずウサギに勝つのです。

5)「ホームグランド」となるべき一冊を持つこと。
 あれも必要、これも必要と、欲張って何にでも手をつけようとしても
 結局どれひとつモノにならなかった、という結果に終わってしまいます。
 何に手を出しても構いませんが
 「この一冊に載っていることはすべて覚えている」
 というホームグランドを持つ、またはそのターゲットを決めることが必要なのです。
 これを「一冊丸暗記法」といいます。
 大学受験であれ何であれ、語学の学習を効果的に進めるための有効な手段です。
 「1冊で十分だろうか?」と思うのは、とんでもない勘違いだと言えます。
 完全に制覇した一冊を持っていれば、それは最強の戦力になるのです。
 私自身の経験からも、また20年以上の受験指導の経験からも断言できますが
 3冊も4冊も抱え込んでいる者より
 手垢が付いてボロボロになった一冊を持っている者のほうが
 はるかにいろんなことを知っているのです。

 
以上です。
これがK君の大逆転のタネであり仕掛けなのです。

・・・って、なんのことかさっぱり意味不明?

ごもっとも。
結論を急ぐあまり少々力みすぎたようですね。
こんな禅問答みたいなお題目を並べても
「それがどうかしたの???」
・・・と怪訝に思われても仕方がないかもしれません。

次回以降では
さらにそれぞれのポイントについて詳しく述べながら
では、具体的に何と何をすればいいのか、ということについてもお話したいと思います。


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2009年07月05日

「単語」ではなく「文章」を覚えること

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆

前回では、英語の勉強法に関する5つのポイントをご紹介しました。
今回から、それぞれについてさらに詳しく説明いたします。

何だかややこしい話が続いてメンドーだ、と思われるかもしれませんが
もとよりひとつの外国語をマスターすることは
それほど単純なことではありません。

私の教室では
英語の学習法についてご相談にこられる生徒さんには
まず私の考えをよく説明し
ご本人に納得してもらった上で、具体的なスケジュールに入ることにしています。
本人が納得した上でなければ、十分な成果は期待できないからです。

「理屈ばかりこねていないで、もっと具体的な話をしたらどうだ」
というご意見もごもっともですので
(おそらく)次回から、具体的な提案をしていきたいと思いますが
とりあえずは前回の続きとして

「目からウロコの英語勉強術・5つのポイント」
のうち
1)「単語」ではなく「文章」を覚える事。
について、もう少しお付き合い願いたいと思います。

英語の学習にとって、単語・熟語は生命線です。
いかに文法・構文に精通していても、単語の意味が分からなければ手も足も出ません。
誰にも分かる理屈であると思います。

では、単語さえ知っていればどうにかなるのか?

限りなく「YES」に近い、と言いたいところですが
これはそれほど単純な問題ではありません。
単語をひとつずつバラバラに覚えても
「英語とは何であるのか」というトータルな理解にはつながらないからです。
単語重視に偏りすぎた学習法が、深刻な弊害をもたらすものであることは
もはや、多くの先生方の間では通説にもなっているのです。

だがその一方では、最終的にものをいうのが単語力であることも否定できません。
どんなに英語が得意な人間でも
さらにスキルをアップしようと思えば、とりあえず手がけることが単語力の強化であるし
また、どんなに英語が苦手な人間でも
単語さえ知っていれば、大体はどうにかなってしまうのが英語というものです。
もちろん、テストでもそこそこの点は取れるのです。
それが現実なのです。

だからみんな必死になって単語を覚えようとする。
それは正しい選択だと言ってもいいでしょう。
英語の実力を伸ばすためには
いずれにせよ、何らかの形で単語は覚えなければならないからです。
英語は得意だが、単語力は乏しいという人間はまずいません。

しかし、問題は覚え方です。

出てきた単語を「あれも必要これも必要」だからと
出てきた順に覚えようとしても、覚えた順に忘れてしまうだけの話です。

試しに、辞書で調べたら1回ごとに印をつけてみたらどうでしょうか。
まじめに勉強している人間なら、10回以上チェックのはいる単語はざらにあるはずです。
しかし、10回引いても覚えないものは、結局覚えられません。
覚えられなかったから10回も引いたのではないでしょうか。

「ある単語を辞書で調べたら、妙に見覚えのあるものだった。
よくよく考えたら5分前に引いたばかりの単語だった!」
などというイマイマしい経験を持つ人々も少なくないはずではないでしょうか。

では、最初からターゲットをある一冊に絞り
組織的・系統的に覚えて行ったらどうでしょうか。
たとえば、学校の単語テストなどはその典型であるといっていいでしょう。
大半の進学校で実施されている、例の単語テストのように
ある単語帳一冊をいくつかの小さなブロックに分け、定期的に小テストを行っていけば
ゴールまで到達したとき、計算どおり一冊分の単語を征服できるのでしょうか。

しかし、現実はそう計算どおりには運びません。
あんなにコツコツまじめに勉強して覚えたのに
それを何度も繰り返して、毎回毎回満点に近い点を取ってきたのに
最後の小テストを終わったとき、果たしてどれだけの単語を覚えているでしょうか。

聞くまでもありません。殆ど覚えていないはずです。
ゴールまでやっと到達したと思って振り返ってみたら
全体の一割も覚えていないのではないでしょうか。
こう質問すると、ほとんどの人はただ黙ってうなずいてしまうのです。

ではどうすればよいのでしょうか。
どうすれば着実に覚えられるのでしょうか。

答えは意外なところにあります。
単語は増やして覚えればよいのです。

・・・って、何のことだか意味不明?

確かにそうかもしれません。
少々説明をさせてください。

言葉を、出来るだけ小さな要素(つまり単語)に分解したほうが覚えやすい、という考えは
誰もが納得しそうな理屈ではありますが、じつは錯覚に過ぎません。
賢明な方はうすうす感づいているのではないでしょうか。
むしろ、バラバラに覚えるから覚えられないのであって
実際には、いくつかの単語を組み合わせて覚えたほうが
つまり「増やして」覚えたほうがはるかに覚えやすいのです。

たとえば『congratulate=祝う』という単語と『graduate=卒業する』という単語は
それぞれ、なかなか覚えにくい単語ですが
『Congratulations upon Graduation.=卒業おめでとう』と組み合わせてしまえばかえって覚えやすい。

また、『administration』という単語には、『管理』とか『行政』とかいう意味がありますが
このような抽象的な意味を持つ単語もやはり覚えにくいものです。
しかし『The Obama administration=オバマ政権』としただけで
なぜか覚えやすい単語に変身してしまいます。
人間の脳って不思議なものですね。

このような例はいくつもあります。
イヤに覚えにくいと感じる単語に遭遇したら
ためしに辞書を引いて、印象に残りやすい連語を探してみてはいかがでしょうか。
それをノートに溜め込んでおけば
かなり強力なツールになることは間違いなしです。

しかしここに
単語力を付けるための、もっといい方法があります。
それは「文章」にして覚えることです。

「エ? 文章がどうしたって?
アンタ、何考えてるんだ?
単語を覚えるのが大変だって言っているのに
言うに事欠いて、文章を覚えろっての?
アンタ、オレに何か恨みでもあるんじゃないの?」

・・・イエイエ、恨みなんかこれっぽっちもありません。
確かにそう憤るのも無理はないかもしれませんが、それは勘違いです。
意外なことに、単語より文章のほうが覚えやすいのです。
そして、文章の中で覚えた単語は忘れないのです。
それは専門家の研究でも明らかにされています。
だから、現在市販されている多くの単語帳には
ひとつの単語にそれぞれひとつずつの例文が示されているのです。
これは、日本の英語教育の最新のトレンドと言っても過言ではありません。

しかし、そんなことよりも
「文章」を覚えることにはもっと大きな意味があるのです。
それは、「英語脳」を作ることにほかなりません。
多くの英文を覚えることは、英語の何たるかを直感的に理解し
脳の中に「英語的思考回路」を作る最も効果的なトレーニングでもあるのです。

なぜか。

・・・ということで
本日は時間がなくなってしまったので
この続きは次回ということにしたいと思います。



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Posted by 007 at 22:49Comments(0)

2009年07月10日

多くの英文を覚えることは、英語に関するすべての悩みを解決する

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆


本日は、前回の続きということで
「文章」を覚えるということの意味について、考えたいと思います。

前回もお話したように
「文章(英文)」を覚えることは、頭の中に「英語脳」を作るという
魔法のような働きがあるのです。
なぜでしょうか。

人間の「思考」は「言語」を道具として行われます。
つまり、人間は「言葉」を使って「考える」のです。
日本人は日本語を使って考え、英語圏の人々は英語を使って考えるのです。
少なくとも「言語」を使わない「論理的思考」というものはありえないし
「思考」を伴わない「言語」というものも普通には考えられません。

・・・なんて、理屈っぽい話になってしまいますが
逆に考えてみればよく分かります。
たとえば、頭の中で何も考えずに日本語を書いたり話したり・・・
などということは果たして可能でしょうか?
是非、ためしにやってみてほしいと思いますが
これが出来そうでなかなか出来ない芸当なのです。
もしそんなハナレワザが出来る方がいらっしゃるとしたら
それは、無の境地に達した高僧か、または「アブナイ」人間だと認識せざるを得ません。

・・・ということは、このようにも言い換えることが出来ます。
ごく普通の日本人が何らかの形で日本語を使っているとき
それは宿命的に、日本語で考えていることを意味するものであると・・・
つまり、私たちが日本語を読み・書き・話しているとき
私たちは、無意識のうちにも日本語的思考回路で「思考」しているのです。

全く同じことが英語についても言えます。
ある人がカタコトでも英語を話しているとき
その瞬間、その人の頭は間違いなく「英語脳」に切り替わっており
本人も気付かないうちに「英語的思考回路で考えている」のです。
「そんな高等なテクニックを使っているつもりはない」と本人がいくら否定しても
人間である以上、その宿命から逃れることは出来ません。
それが「言語」と「思考」の間にある、切っても切れない腐れ縁なのです。

「・・・それがどうかしたの?
英語脳だかなんだか知らないけど
それとオレの英語の成績と、何のカンケーがあるっての?」

・・・まあまあ、そう焦らずに。
カンケーは大有りなのです。
その英語脳を作ることが
英語の勉強に失敗しないための、最も重要なキーワードなのですから。

よく「英語の勉強の仕方がよく分からない」
とか、「予習も復習もまじめにやっているのに、振り返ってみると何も覚えていない」
などという相談を受けることがあります。

では、なぜ、いくら勉強してもおぼえられないのでしょうか?
なぜ、人は英語の勉強に失敗してしまうのでしょうか?

その答えは千差万別、と言いたいとことですが
どうやら共通項みたいなものがある、と言って差し支えないでしょう。
その共通項とは、断片的な知識を、ただ闇雲に頭に記憶させようとしているから・・
ではないでしょうか。
たとえば、単語なら単語を、ただひたすら頭に詰め込もうとするのです。

しかし、それでは覚えた順に忘れてしまうのも無理はありません。
人間の脳とは、何の脈絡もない断片的な知識を
いくらでも記憶できるようには作られていないのです。

もちろん、単語をバラバラに覚えることが悪いと言っているのではありません。
補助的な方法としては、ひとつずつ単語を増やしていくことも絶対に必要です。
私自身もそうして語彙を増やしてきました。

しかし、その一つ一つの知識が本当の英語力として定着するためには
「核」になる部分がなければなりません。
「核」になる部分があって、初めてその周辺に有機的に吸着し
アナタの英語力となっていくのです。

では、その「核」になる部分とは?

それこそが、まさに「英語脳」であり、「英語的思考回路」なのです。

・・・なんて、やっぱり理屈っぽいでしょうかね。
「英語脳」とか「英語的思考回路」などと言うと
なにやら自分とはまったく縁のない遠い話のように聞こえてしまうのでしょうか・・・

でも、これだけは理解してください。
皆さんは、少なくとも「日本語脳」と「日本語的思考回路」に関しては大天才なのです。
お分かりでしょうか?
英語よりはるかに難しいと言われているこの日本語を
いとも容易く完璧に操ることの出来るアナタは、紛れもなくコトバの大天才なのです。

その大天才にとって、たかが(?)「英語脳」や「英語的思考回路」のごとき
手に届かない代物であるはずはありません。
それはアナタの目の前に、まさに手を出せば触れるところにぶら下がっているのです。
そして、その「英語脳」や「英語的思考回路」と呼ばれるものを構築する方法も
アナタの目の前にぶら下がっているのです。
その最も正当かつ効果的なトレーニング法が、多くの英文を覚えることなのです。


よく「英語で考えよ」と言われることがあります。
なんとなくカッコイイ響きがありますよね。
そんなことが出来たら、それだけで英語の達人になったような気さえします。

しかし、「英語で考える」とは具体的に一体何をする事なのでしょうか?
何をどうすれば「英語で考えた」ことになるのでしょうか?
その説明を耳にすることはほとんどありません。
気分だけはアメリカ人になり切ったつもりになれば、それでよいのでしょうか?
考えてみれば、分かったようで分からない話です。
「え? 英語で考えるって? そんな器用な事出来ないよ!!」
と、ドン引きしてしまうのも無理はありません。

しかし「英語で考える」ことは誰にでも出来ます。
そのトレーニング法も難しいことではありません。
抽象的な心構えや気分の問題ではなく、きわめて現実的で具体的な方法があるのです。

それは何か?

それがまさに「多くの英文を覚える」ことに他ならないのです。
覚えた英文の数だけ、「英語で考える」トレーニングをすることが出来る
というより、正確に言えば、すでにしているのです。

一つひとつの英文を暗唱し、または頭の中に思い浮かべているとき
人間は間違いなく「英語で考えて」いるのです。
アメリカ人であろうと、日本人であろうと関係ありません。
そのとき、アナタの大脳は英語の何たるかを直感的に理解するのです。
文法用語や文法の公式は分からなくても、頭は「英語脳」に切り替わっているのです。

「このオレの頭が?
英語脳とかってやつに?
ホントかね?
でも、そんなこと、どうやって確かめることが出来るっての?」

そうですね。
自分が今、ほんとうに英語で考えているのかどうかなんて、確かめようがありません。

でも、そのトレーニングを続けていれば
ある日、見違えるように成長した自分を発見することになるはずです。
長いトンネルを手探りで歩き続けているような、不安な日々の向こう側に
その変化は突然やってくるのです。

たとえば、多くの英文を覚えるトレーニングを続けていると
いつの間にか「長文が読めるようになっている自分」を発見するはずです。
覚えた英文の数が多ければ多いほど
今まで読めなかった長文が読めるようになるのです。

それは、単語力が付いた結果であるとも言えますが、それだけではありません。
不思議なことに、知らない単語が出てきても
前後の関係で、そこに書いてあることの意味が分かるようになるのです。

それは何を意味するのでしょうか?
それこそが、「英語脳」が成長している証しに他ならないのです。
覚えた英文の数だけ「英語で考える」ことによって
本人も気が付かないうちに「英語的思考回路」が出来上がったのです。

まさに「多くの英文を覚える事は英語に関する全ての悩みを解決する」のです。






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2009年07月13日

とりあえず10個の英文を覚えよう

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆

さて、今回からは、いよいよ具体的なスケジュールのお話をいたします。

前回までに触れた「目からウロコの英語勉強法・5つのポイント」については
まだまだお話したいことは山ほどあるのですが
いつまでたってもヘ理屈ばかりでは退屈してしまいます。
理論より実践です。
自転車は理屈をこねていても乗れるようにはならないのです。

そこで、今回は・・・
では具体的に、いったい何をどのような順序で行ったらいいのか
という具体的な実践論に入っていきたいと思います。


では、本題に入ります。

前回でもお話したように
この勉強法の最大のテーマは、出来るだけ多くの英文を覚えることです。
多くの英文を覚えることが、あなたにどのような変化をもたらすのか
実践を通して、是非感じ取っていただきたいのですが・・・

その前にテキストを選ばなければなりません。

テキストの条件は、一定の量の英文が含まれていることです。
その意味では、基本的に何であっても構いません。
サブリーダーのある章を選んでもいいし
文法書や単語集の例文を拾い集めたりして
自作のテキストを作ってみるのもいい考えだと思います。

しかし、皆さんがそれぞれ別々のテキストを使用することになると
話が大変ややっこしいことになってしまいます。
そこでこのブログのでは
「英語駆け込み寺テキスト」を共通のテキストとして取り上げたいと思います。


「駆け込み寺テキスト」は
340という限られた数の例文の一つ一つに
受験に必要な基本英単語・熟語を4~5つずつ織り込み
トータルで1500程度の英単語・熟語をカバーできるように意図されたものです。

つまり、この一冊に含まれる340の例文を覚えれば
受験に必要な単語の基本的な部分は、自動的にマスターできることになりますが
効能はそればかりではありません。
それらを「文章」という形で覚えることによって
頭の中に「英語脳」を築いていくという、不思議な効果もあるのです。

さて、「駆け込み寺テキスト」のさらに詳しい説明は後に譲るとして・・・
このブログでは、毎回10個程度(予定では・・)の例文を示しながら
皆さんが確実に覚えることが出来るよう、様々なアドバイスを加えていくつもりです。

「え?
ただ覚えていきゃいいんでしょ?
子供じゃあるまいし
そんなおせっかいなこと・・・」

なんて思わないでください。

数百の英文を覚えることは、それほど容易いことではありません。
30個や50個ならば、普通に覚えれば覚えられますが
そのくらいが限度ではないでしょうか。
確実にゴールに到達するためには
それなりの攻略法というものが必要なのです。

これは「駆け込み寺テキスト」に限りません。
単語集であれ、文法書であれ
そのテキストを買うことと、そのテキストを攻略することは別問題なのです。


私がこのブログを立ち上げた最大の理由のひとつは
テキストにはテキストの攻略法があり
覚えるためには覚えるための手順がある
ということを訴えたかったからでもあります。


では、早速1番から10番までの例文を示します。

(尚、発音記号は、インターネットエクスプローラーのバージョン次第では正しく読み取れないものもあります。また、発音記号と単語の意味の表記との位置がブログ上ではずれているものもありますが、ご了承ください。)


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.
     [imǽdӡin] [iskéip]    [énəmi(:)] [dispáit]       
想像する  逃げる        敵 ・・ にもかかわらず (difficulty) 困難
  君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ。
2)When I reached the airport to see my friend off, the plane was about to take off.
      [rí:t ʃ]
  到着する     ・・を見送る     飛行機  今にも・・する  離陸する   
  私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。
3)Every time I answered correctly, I grew more confident about my capacity.
           [kəréktli(:)] [k ɑʹnfədənt] [kəpǽsəti(:)]
・・するたびに   正しく     自信のある     能力
 正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。
4)Sooner or later she will accomplish [fulfill] her purpose.
            [ək ɑʹmpliʃ]   [fulfíl] [pɚʹ:pəs]
   遅かれ早かれ     達成する・成し遂げる  目的
  遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。
5)His radical policy aroused much suspicion, causing a dispute among conservative people.
     [rǽdikəl] [p ɑʹləsi(:)] [əráuz]   [səspíʃən]  [k ɔʹ:z] [dispjú:t] [kəns ɚʹ:vətiv]
     過激な  政策 呼び起こす   疑い cause;引き起こす 言い争い 保守的な
  彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。
6)Please remember to fill out the application form in advance.
     [rimémbɚ] [fíl] [æpləkéiʃən] [ədvǽns]
      忘れずに・・する 書き込む   申し込み    前もって
  忘れずに前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。
7)By the way, have you come across John since he graduated from college?
             [əkr ɔʹ:s] [grǽdӡueit] [k ɑʹlidӡ]
   ところで 偶然・・に出会う・見かける ・・以来  ・・を卒業する  大学
  ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。
8)I was expecting her to inform me of her new cell number.
     [ikspékt] [inf ɔʹɚm] [sél]
    予期する・期待する   ・・に~を知らせる  携帯電話(cell phoneでもよい)
  私は彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。
9)Our manager is absent today. He is attending a funeral.
  [mǽnidӡɚ] [ǽbsnt] [əténd] [fjú:nərəl]
     支配人  不在(欠席)の   出席する  葬式
  支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。
10)You may well be proud of your profession, but you should not boast of it.
          [práud] [prəféʃən] [bóust]
 ・・するのももっともだ ・・を誇りに思う   職業               ・・を自慢する
君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。

★音読練習用シート 
1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.
2)When I reached the airport to see my friend off, the plane was about to take off.
3)Every time I answered correctly, I grew more confident about my capacity.
4)Sooner or later she will accomplish [fulfill] her purpose.
5)His radical policy aroused much suspicion, causing a dispute among conservative people.
6)Please remember to fill out the application form in advance.
7)By the way, have you come across John since he graduated from college?
8)I was expecting her to inform me of her new cell number.
9)Our manager is absent today. He is attending a funeral.
10)You may well be proud of your profession, but you should not boast of it.

★暗唱練習用シート
1)君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ。
2)私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。
3)正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。
4)遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。
5)彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。
6)忘れずに前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。
7)ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。
8)私は彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。
9)支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。
10)君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。


以上です

って、今気が付いたんですけど・・・

英文と日本文と発音記号の何とか文字の混合物(?)を
インターネット上で思うように表記させるって
かなり大変なことなんですね。

今、実際のプレビューを見て
ゲゲッ、こんなことになっているなんて・・
と、新たな発見に驚いているところです

でも・・・我慢してください。
人間、我慢が肝心です。

・・・ということで

次回は攻略法についてお話します。




静岡県静岡市清水区高橋6丁目6-48 ガルバゼミ
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Posted by 007 at 22:32Comments(0)

2009年07月17日

とりあえず10個の英文を覚えよう(後半)

◆◆大学受験「目からウロコの英語勉強法」◆◆

さて、今回は攻略法のお話です。
前回提示した「駆け込み寺テキスト」の1番から10番までの例文を
再度確認してください。

「駆け込み寺テキスト」がどうもピンと来ない、という方は
市販のテキストでも文法書でも何でも構いません。
その中から、10個程度の英文を拾ってメモしておいてください。

準備は出来たでしょうか?

え?
たかが10個の英文を暗記するのに
攻略法もヘッタクレもないですって?

確かに、10個や20個の英文ならばそうかもしれません。
頭からガリガリ覚えていけばそれでいいんです。

しかし、最終的な目標は340個の英文をすべて暗記することです。
ほかのテキストを選ばれた方も、数百の英文があるのではないでしょうか。
頭から手当たり次第に覚えようとしても
「覚えた順番で忘れてしまう」ということにもなりかねません。

そうなってから、あわてて修正するよりも
最初にペースをつかんでおくことが賢明です。
何事も、最初が肝心なのです。

では、はじめます。

とりあえず、下記の1番から10番までの単語の意味を確認しながら
文章全体のイメージをしっかりつかんでください。

注)発音記号について
 発音については、はとりあえずカタカナ英語で構いません。
 ただ、いずれは発音記号を読む習慣を身につけたいものです。
 今回は詳しくは触れませんが
 「30分で発音記号を読む習慣を身につける方法」というものもあります。
 詳しくは駿河ゼミナールホームページhttp://www4.tokai.or.jp/suruga-zemi/
 を参考にしてください。
 一般に分かりにくいとされる、10個余りの発音記号の説明も付記してあります。

◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆ 
「英語駆け込み寺」テキスト

1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.
Imagine/想像する escape/逃げる  enemy/敵 despite/..にもかかわらず difficulty/困難
  君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ

2)When I reached the airport to see my friend off, the plane was about to take off.
reach/到着する see..off/..を見送る plane/飛行機 be about to/ 今にも..する 
  take off/離陸する
  私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。

3)Every time I answered correctly, I grew more confident about my capacity.
every time/..するたびに correct/正しい confident/自信のある  capacity/能力
 正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。

4)Sooner or later she will accomplish [fulfill] her purpose.
  sooner or later/遅かれ早かれ accomplish/達成する・成し遂げる  purpose/目的
  遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。

5)His radical policy aroused much suspicion, causing a dispute among conservative people.
  radical/過激な policy/政策 arouse/呼び起こす suspicion/疑い cause/引き起こす
 dispute/言い争い conservative/保守的な
  彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。

6)Please remember to fill out the application form in advance.
 remember to/忘れずに..する fill out/書き込む application/申し込み  in advance/前もって
  忘れずに、前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。

7)By the way, have you come across John since he graduated from college?
  by the way/ところで come across/偶然..に出会う・見かける since/..以来  
 graduate from/..を卒業する college/大学
  ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。

8)I was expecting her to inform me of her new cell number.
  expect/予期する・期待する inform..of~/..に~を知らせる cell/携帯電話(cell phoneでも可)
   私は、彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。

9)Our manager is absent today. He is attending a funeral.
  manager/支配人 absent/不在(欠席)の   attend/出席する funeral/葬式
  支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。

10)You may well be proud of your profession, but you should not boast of it.
 may well/..するのももっともだ  be proud of/..を誇りに思う profession/職業  
  boast of/..を自慢する
君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。



では1番から始めます。

1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.

★まず、テキストを見ながらこの英文を10回程度音読してください。

★その際、できるだけはっきり声に出して読むことがポイントです。
 発音のうまい下手は関係ありません。
 声を出すか出さないかが、成否の分かれ目となるのです。
 
 最初に念を押しておきますが、この鉄則にわずかの妥協も入る余地はありません。
 周囲の目を気にして、声に出した「つもり」で読んでも意味はないと思ってください。
 ご飯を食べた「つもり」では生きていけないように
 声に出した「つもり」では効果は全くないのです。
 周囲の目が気になるようなら、一人になれる場所を作らなければなりません。
  
 一人で大声を張り上げていると
 まるで呪文を唱えているような錯覚に見舞われるかもしれませんが
 それで大正解なのです。
 これは、アナタの脳を改造する特殊な呪文なのだと思って
 一心不乱に唱えてください。

 そのとき、大脳の中にある種の変化が芽生え始めていることに気が付くはずです。
 それは、アナタの頭を「英語脳」に切り替えるスイッチが入った証しなのです。

★テキストを見ないで暗唱できるようになったら
 次にテキストを伏せて10回から20回復唱してください。
 もちろん声に出して、です。
 慣れてきたら、芝居のセリフのつもりで暗唱するとより効果的です。
 できるだけ登場人物になりきってください。
 10回や20回で覚えられそうになかったら、何回でも気の済むまで繰り返してください。
 時間にすればたいした事はありません。
 10回復唱しても1分程度です。

以上の手順で、1番の英文は暗記できます。
なにやら面倒くさそうに見えますが、やってみればたいした事はありません。
この要領を繰り返して、2番から10番までの英文をひとつずつ暗記してください。


さて、このトレーニング法の大きな特徴に気がついたでしょうか?
要は、「頭」ではなく「口」に覚えさせるのです。
何故ならば、コトバとは本来「頭」で覚えるものではなく
「口」で覚えるものだからです。

20個や30個の英文ならば
そんなメンドーな事をしなくても「頭」で十分覚えられます。
しかし、それがかえって命取りになるのです。
「頭」で覚えられるからといって、それを続けていると
間もなく「金縛り」にあったように前に進めなくなってしまうからです。
「思うように英語の勉強がはかどらない」
という悩みの大半は、ここに原因があるのです。
誰にも思い当たるフシがあるのではないでしょうか。

「口」は「頭」の数十倍の容量を持った記憶装置であることをしってください。
「漢字」は「書かなければ」覚えられないように
「言葉」は「声に出さなければ」覚えられないのです。
困ったら「口」に頼るべきです。
その瞬間に「金縛り」から開放されます。

なお、10回、20回という数字は単に目安に過ぎません。
納得が行かなければ50回でも100回でも繰り返してください。
やってみれば分かりますが、たいした時間ではありません。

以下に、音読練習用のシートを示しておきますので
自分で気の済むまでやってください。

★音読練習用シート 
1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.
2)When I reached the airport to see my friend off, the plane was about to take off.
3)Every time I answered correctly, I grew more confident about my capacity.
4)Sooner or later she will accomplish [fulfill] her purpose.
5)His radical policy aroused much suspicion, causing a dispute among conservative people.
6)Please remember to fill out the application form in advance.
7)By the way, have you come across John since he graduated from college?
8)I was expecting her to inform me of her new cell number.
9)Our manager is absent today. He is attending a funeral.
10)You may well be proud of your profession, but you should not boast of it.

大体覚えられたでしょうか。

■ 10問まとめて時間に挑戦

では本日のまとめに入ります。
ひとつずつ覚えた英文を、今度は10問まとめて通しの暗唱テストをします。
問題用紙(暗唱練習用シート)の日本語訳を見ながら
10問の英文を答えてゆく自己テストです。
目標は10問で1分とします。
下準備として、ストップウォッチを用意してください。
百円ショップで売っていますが、なければ時計でも何でも構いません。

「え?何で1分なの?
時間なんてカンケーないジャン。
早く言えたからって、何の自慢になるの?
アンタの言ってることは、ともかくワケが分からん」


・・まあ、そう言わずに・・
これもこのトレーニング法の一つの特徴なのです。

暗唱というものは、回数を重ねれば重ねるほど時間が短くなり
時間が短くなればなるほど、精度も定着度も飛躍的によくなるものです。
「時間がかかってもいいから正確に・・・」は真っ赤なウソなのです。
掛け算の九九を暗唱するのに5分もかかる人が
正確な計算が出来るとは到底思えません。
正確に覚えるためには、短時間で暗唱できなければならないのです。

短時間で暗唱できるようになったとき
それは脳の中に「言葉」として受け入れる回路が出来たという証しなのです。



最初は10分以上かかると思いますが
何度も繰り返しているうちに面白いほど時間は短くります。
頭のよし悪しの問題ではありません。
誰でもそうなるのです。
問題は「回数」です。
つっかえたら、迷わずテキストを見てかまいません。
出来るだけ「回数」を重ねてください。
10問を1分で暗唱できたとき、アナタの頭は不思議な興奮と充足感に満たされます。

次に暗唱練習用の和訳を示しておきます。

下のタイム欄にかかった時間をメモしておきましょう。
「かむ」ところがあったら、無理をせずストップウォッチをとめて
そこだけ集中的に練習してください。

★暗唱練習用シート
1)君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ。
2)私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。
3)正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。
4)遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。
5)彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。
6)忘れずに前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。
7)ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。
8)私は彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。
9)支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。
10)君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。

1番から10番までのタイム ≪目標1分≫ (  ;  :  :  :  分)
                               
・ ・・・・・・・・・・・・・・・

さて、1分はクリアーしたでしょうか。
してもしなくてもかまいません。
それが立派な成果なのです。
夜、フトンに入って目を閉じたとき
本日暗記した英文のひとつが自然に頭に思い浮かんだとしたら
本日のレッスンは大成功です。




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Posted by 007 at 00:04Comments(0)

2009年07月20日

英語駆け込み寺テキスト 11番~20番 ~その1

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

前回では、1番から10番までの10個の英文に挑戦してもらいました。
どうでしたか?スラスラと覚えられたでしょうか。

なかなか覚えられなかったという方は
もう一度「覚えるコツ」を確認していただきたいと思います。

1)「頭」で覚えるのではなく、「声に出して」「口」で覚えること。
2)10問まとめて「時間」に挑戦すること。

この2点です。

ここで、疑問に思う方がいるかもしれません。

特に、1)の「声に出して」「口」で覚えることについては

「何で、そんなことが重要なの?
『口』で覚えることと『頭』で覚えることが、そんなに違うの?」と・・・

そうなんです。
そんなに違うのです。

でも、ピンと来ない方がいるのも、無理もないかもしれません。
実際に確かめてみなければ、納得できないのも当然です。

そこでためしに実験をしてみてはどうでしょうか。

 ≪実験その1≫
 
  ★ You might as well throw your money away as waste it on such a silly thing.
  「そんなおろかな事にお金をむだ使いするなら(いっそのこと)捨てたほうがいい。」
      
      この英文を「声に出さないで」覚えてみましょう。
      つまり、「口」を使わずに「頭」だけで覚えるということですね。
      難しいことではありません。
      ごく普通に皆さんがやっていることです。

 ≪実験その2≫ 

      まったく同じ英文を  
      今度は「声に出して」覚えてみてください。
      音読も暗唱も、できるだけハッキリと声に出して
      「口」に覚えさせるつもりでやってみてください。
      回数は10回から20回で十分でしょう。
     
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      

実験の結果はどうでしょうか?
もし、実際にこの実験を行ってもらえたなら
たったこれだけのことで
「明らかに何かが違う」ことを実感できたはずです。

どう違うのかって?

残念ながら、それは言葉では説明できません。
アナタ自身の身体で確かめてみてください。
自転車の乗り方は、乗った人にしかわからないのです。

私の教室では
時々、生徒にこの実験をしてみてもらうことにしています。

特に、頭がよくて成績優秀な生徒に多いのですが
何度説明しても、ただひたすら「頭」で覚えようとして・・・
「頭」がいいんだから、あるところまではそれで通用するんですね。

しかしその結果、「なぜか思ったように前に進まない」と悩んだり
「やっぱり私には英語は向いていないのよ」
なんて、諦めてしまったり・・・

そんな生徒にこの実験をさせてみるのです。

ほかの人が聞いていると集中できないので
別の部屋に移って、一人でやってみてもらいます。

すると、ものの10分で目の色が違ってくるのです。
部屋に入る前と出てきた時では、明らかに顔つきが違うのです。
何かを悟ったような、不敵な笑みを浮かべることさえあります。
「何かが決定的に違う」ことを
そして「これなら出来そうだ」ということを
実感として感じるからです。

詳しくは次回以降のブログで説明しますが
とりあえずは「だまされた」と思ってやってみてください。

くどいようですが、「つもり」ではダメです。
「そんなに声に出すことに効果があるのなら
せめて声に出したつもりになってやれば、少しは違うのでは・・・」
なんて勝手に思い込んではいけません。
「つもり」では効果はないのです。


さて、前置きが長くなってしまいましたが
今回は11番から20番までの英文に挑戦してもらいます。

しかし、その前に重要な作業があります。
それは「前回の復習・確認」です。

難しいことではありません。
前回の10問テストを何回か繰り返して
「確かに覚えていること」を確認してくれればいいのです。

この作業を怠ると
何か忘れ物をしてきたような気がして
本日のトレーニングの効果が半減してしまいます。
これもこのトレーニング法の大きな特徴のひとつなのです。

・・・・・・・・・・・・・

復習・確認は出来たでしょうか。
では本日のトレーニングに入ります。

次に11番から20番の英文と和訳を提示します。
今回はこの10問に挑戦です。
手順は前回とと全く同じですが、念のためにポイントだけあげておきましょう。

1)音読10~20回
2)暗唱10~20回
3)大体覚えたら、10問まとめて時間に挑戦

詳しくは、前回の投稿記事を参考にしてください。

では、がんばってください。

◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

11)You might as well throw your money away as waste it on such a silly [stupid] thing.
might as well..as~/~するくらいなら..したほうがよい throw away/捨てる 
 waste/浪費する silly/ばかげた
  そんなおろかな事にお金をむだ使いするなら(いっそのこと)捨てたほうがいい。

12)All you have to do is (to) just nod your head and sign here.
  All you have to do is (to)/..しさえすればよい   nod/うなずく sign/ 署名する
  君はただ首を縦に振ってここに署名しさえすればいいんだ。

13)All of a sudden, I had a stomachache and a sore throat.
all of a sudden/突然  stomachache/腹痛  sore/(ひりひり)痛い throatのど
  突然おなかが痛くなって喉がはれてきた。

14)Quite a few people are injured in what is called natural disasters.
quite a few/かなりたくさんの  injure/..を傷つける  what is called/いわゆる  
   natural/ 自然の  disaster/災害
  かなり多くの人々が、いわゆる自然災害で傷ついている。

15) Human beings must respect the rights and freedom of others. 
 human being/人間・人類  respect/ 尊敬(尊重)する  right/権利  freedom/自由      
  人間は他人の権利と自由を尊重しなければならない。

16) I saw him by chance [by accident] just the other day. But he was not aware of me.
   by chance/偶然   the other day/先日   be aware of/..に気が付く・知っている
  つい先日偶然彼に会った。しかし彼は私に気が付かなかった。

17)The public opinion was strongly in favor of the permanent tax reform. 
the public opinion/世論  in favor of/..を支持する  permanent/永久の・恒久の 
  tax/税金 reform/改革
  世論はその恒久的な税制改革を強く支持した。

18)Don’t worry about who is in charge of household matters. We can ask Mary for help.
worry/心配する  in charge of/..に責任を持っている  household/家庭の・家族の 
 ask..for~/..に~を求める
誰が家事の面倒を見るかなんて心配しないで メアリーにお手伝いを頼めばいいわ。

19)Don’t forget to keep [stay] in touch with me when after you retire. I won’t. 
  don’t forget to/忘れずに..する   keep in touch with/..と連絡を保つ  retire/退職する
  退職後は忘れずに私と連絡をとり合ってください。分かりました。

20)Generally speaking, it’s not easy to acquire knowledge of foreign languages.
  generally speaking/一般的に acquire/獲得する knowledge/知識 foreign/外国の  language/言語
  一般的に言って、外国語の知識を身に付ける事はたやすい事ではない。


★暗唱練習用シート
11)そんなおろかな事にお金をむだ使いするなら(いっそのこと)捨てたほうがいい。
12)君はただ首を縦に振ってここに署名しさえすればいいんだ。
13)突然おなかが痛くなって喉がはれてきた。
14)かなり多くの人々が、いわゆる自然災害で傷ついている。
15) 人間は他人の権利と自由を尊重しなければならない。
16)つい先日偶然彼に会った。しかし彼は私に気が付かなかった。
17)世論はその恒久的な税制改革を強く支持した。
18)誰が家事の面倒を見るかなんて心配しないで メアリーにお手伝いを頼めばいいわ。
19)退職後は忘れずに私と連絡をとり合ってください。分かりました。
20)一般的に言って、外国語の知識を身に付ける事はたやすい事ではない。

11番から20番までのタイム ≪目標1分≫ (  ;  :  :  :  分)


・・・・・・・・・・・


お疲れ様でした。

では、今回のまとめに入りましょう。

まず前回同様、今日覚えた分(11番~20番)の10問の暗唱テストを繰り返してください。
記録はタイム欄に記入しておくといいでしょう。
それだけでも、モチベーションは高まります。
目標はやはり10問で1分です。

なお、タイムはあまり几帳面にこだわりすぎる必要はありません。
ビミョ-なところは、自分に都合のよいように解釈すればいいし
多少サバを読んでもかまわないのです。

タイムに挑戦する目的のひとつは
具体的な目標を持ったほうが「やる気」が刺激され
結果的に脳が集中できるからです。
時間を計ることに気を取られて
その集中力が散漫になってしまっては元も子もありません。

時間に挑戦することの、もっと本質的な意味については
いずれ改めてお話しする予定ですが・・・

さて、本日はもうひとつ重要な仕上げの作業が残っています。

それは『1番から20番までの、20問通しの暗唱テスト』です。

これがこの勉強法の大きな特徴のひとつであるといっていいのですが
本日は時間が迫ってきましたので
次回に譲ります。




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Posted by 007 at 22:43Comments(0)

2009年07月23日

英語駆け込み寺テキスト 11番~20番 ~その2

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

前回は、11番から20番までを覚えてもらいましたが
じつはまだ続きがあったのです。

「え?
まだ続きがあるの?
だって、アンタの言うとおり

1)音読10回
2)暗唱10回
3)大体覚えたら、10問まとめて時間に挑戦

ってヤツで、もう覚えちゃったよ。
ほかにもまだやることがあるの?」

そうです。
もうひとつ、重要な仕上げの作業が残っていたのです。

それは『1番から20番までの、20問通しの暗唱テスト』です。

「1番から20番だって?
だって、1番から10番は、もうとっくに終わってるでしょ?
今回は11番から20番だけ確認すればいいんじゃないの?
そんなことやってたら、いつまでたっても終わらないよ。」

そう思うのも無理はないかもしれません。
しかし、これがこの勉強法の大きな特徴のひとつなのです。
今回覚えた英文(11番~20番)だけではなく
前回の分(1番~10番)にまでさかのぼって確認するのです。

何を確認するのかって?

それは「自分が確かに覚えているということ」を確認するのです。
さもなければ
新しいことを頭に詰め込むたびに
せっかく覚えたことを忘れてしまうことになるからです。

せっかく10覚えても、ついでに10忘れ
その上にまた10覚えても10忘れ・・・の連続では
「いつまでたっても終わらない」どころか
やがて意欲を失ってしまうことは、目に見えているのではないでしょうか。

大学受験に限らず、英語を学習する人々の大半は
「覚えたはじから忘れてしまっているのではないか?」
「ひとつ覚えると、2つ忘れてしまうのではないか?」
という恐怖心に常に晒されている、と言って過言ではありません。
また、実際それは錯覚ではない事が多いのです。

じつは、この恐怖こそが
英語の勉強を阻害している、最大の病巣なのです。

皆さんにも覚えがないでしょうか。
これだけ時間と労力を傾けても
覚えたことの10分の1も残っていない。
(ちなみに、授業で学習したことの半分も残っていれば
アナタは間違いなく、東大合格のレベルに達しています。)

しかもそのことを一番よく知っているのが
他ならない自分自身なのです。

今日、これとこれを勉強しようと思っても
そのほとんどが、結局は「水の泡」になってしまうことを
自分自身が一番よく知っているとするならば
どうして勉強の意欲を保てるのでしょうか。

では、この恐怖を粉砕し
「悪の循環」から開放されるためにはどうしたらいいのか?

方法はひとつしかありません。
「すでに覚えたこと」を何度も確認し
ひとつずつ定着させていくこと以外にはないのです。

これは決して「立ち止まり」を意味するものでもなく
「後戻り」を意味するものでもありません。
それどころか、これこそが飛躍的な前進への起爆剤なのです。

なぜならば・・・
「すでに覚えたこと」を何度も「覚えなおす」ことが
語学学習の本質であり、王者の歩むべき王道なのですから。

よく、お母さんが何度も繰り返し語りかけて
幼児に言葉を教えようとしている風景を見かけます。

あれは決して、暇だから時間つぶしをしているわけではありません。
本能的に、それが最も効率的な方法であることを知っているからなのです。
人間は、そのようにして言葉を獲得するものなのです。

幼稚園の子供と大学受験を一緒にするなって?

なるほど、それは大変失礼しました。

でも、ちょっと振り返ってみてください。
子供のほうが、言葉を覚えるのがよっぽど早いという事実を。
長年アメリカに住んでいるお父さんよりも
現地で生まれ育った息子のほうが
よほど早く英語をマスターしてしまうのです。
子供だからといって、決してバカにしていいものではありません。

「分かったような、分からないような・・・
ダマされてるような気もしないことないけど
まあ、それはそれでいいとしよう。

でも、そんな悠長なことをしている間に
ライバルはドンドン先に行ってしまうんじゃないの?」

そんな心配は100%ありません。

ないったら絶対ないのです!!

カメがウサギを追い越してゆくのは時間の問題に過ぎません。
なぜならば
ウサギはすぐ先の草むらで「金縛り」にかかったように立ち往生しているからです。

もしかしたら、皆さんが一番よく知っているのではないでしょうか。
ウサギは結局、ゴールには到達しないのです。

・・・ということで
今回は1番から20番です。
自信を持って最初から確認してください。
目標は20問で2分です。

◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

問題用紙

1)君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ。
2)私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。
3)正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。
4)遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。
5)彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。
6)忘れずに前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。
7)ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。
8)私は彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。
9)支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。
10)君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。

11)そんなおろかな事にお金をむだ使いするなら(いっそのこと)捨てたほうがいい。
12)君はただ首を縦に振ってここに署名しさえすればいいんだ。
13)突然おなかが痛くなって喉がはれてきた。
14)かなり多くの人々が、いわゆる自然災害で傷ついている。
15) 人間は他人の権利と自由を尊重しなければならない。
16)つい先日偶然彼に会った。しかし彼は私に気が付かなかった。
17)世論はその恒久的な税制改革を強く支持した。
18)誰が家事の面倒を見るかなんて心配しないで メアリーにお手伝いを頼めばいいわ。
19)退職後は忘れずに私と連絡をとり合ってください。分かりました。
20)一般的に言って、外国語の知識を身に付ける事はたやすい事ではない。


解答用紙

1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.
2)When I reached the airport to see my friend off, the plane was about to take off.
3)Every time I answered correctly, I grew more confident about my capacity.
4)Sooner or later she will accomplish [fulfill] her purpose.
5)His radical policy aroused much suspicion, causing a dispute among conservative people.
6)Please remember to fill out the application form in advance.
7)By the way, have you come across John since he graduated from college?
8)I was expecting her to inform me of her new cell number.
9)Our manager is absent today. He is attending a funeral.
10)You may well be proud of your profession, but you should not boast of it.

11)You might as well throw your money away as waste it on such a silly[stupid] thing.
12)All you have to do is (to) just nod your head and sign here.
13)All of a sudden, I had a stomachache and a sore throat.
14)Quite a few people are injured in what is called natural disasters.
15)Human beings must respect the rights and freedom of others. 
16)I saw him by chance[by accident] just the other day. But he was not aware of me.
17)The public opinion was strongly in favor of the permanent tax reform. 
18)Don’t worry about who is in charge of household matters. We can ask Mary for help.
19)Don’t forget to keep [stay] in touch with me when after you retire. I won’t. 
20)Generally speaking, it’s not easy to acquire knowledge of foreign languages.


1番から20番までのタイム(  ;  :  :  :  分)



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2009年07月24日

英語駆け込み寺テキスト 21番~30番 

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

いよいよ夏休みが始まりました。
受験生にとっては、まさに正念場の夏休みとなりますね。

また、1・2年生の皆さんも
この夏休みを利用して
不得意科目の征服など、何かまとまったことをしてみたい・・・
なんて計画している人も多いのではないでしょうか。

ところで、話は変わりますが・・・
皆さんは自分の立てた計画の
何パーセントくらいを実行できるのでしょうか。

私の現役(受験生)時代は、5分の1程度。
ほとんど計画倒れだったように記憶しています。

その点を猛省して、現在ではかなり改善されたのですが
それでも3分の1程度でしょうか・・・

計画通りに事を運ぶって
なかなか難しいですよね。

・・・でも、それでいいんです。
計画通りに事を運べる人間など、そんなにいるものではありません。

何度も計画を立てては途中でくじけ
なんて事を繰り返しながら・・・

でもそうやって、少しずつ、少しずつ積み重ねていく人が
結局最後には勝つんです。

諦めないで、少しずつでも、一歩でもいいから
前に進んでください。


さて、今回は前回に続いて、21番から30番の英文に挑戦してもらいます。
せっかくの夏休みに
下らないおしゃべりにばかり付き合せていては
時間がもったいないというもの。

夏休みが始まったばかりで
まだ意気が盛んなうちに、少しでも前に進んでおきましょう。

なお、30番までを覚えたところで
今までの成果をよりいっそう確かなものにするために
30問定着テストをしてもらう予定です。


では、21番から30番までの例文を示します。

例によって

1)音読10~20回
2)暗唱(自己テスト)10~20回

 を繰り返しながらひとつずつ覚え

3)大体覚えたら、10問まとめて時間に挑戦

 という手順でお願いします。

あ、それから忘れてましたけど
その前に、前回まで(1番~20番)の確認テストをお忘れなく。

それと、最後に1番~30番までの通しのテストも忘れずに。
30問テストの目標タイムは3分です。
少々しんどくなってくるかもしれませんが
あくまで努力目標として、少しでも近づけるようにがんばってください。


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

21)Don’t hesitate to call me any time you need financial aid.
 hesitate/ためらう  any time/..の時はいつも financial/財政の   aid/援助
  資金的な援助が必要なときはいつでもためらわずに電話してください。

22)The committee approved the defense budget.
   committee/委員会  approve/賛成(承認)する defense/防御  budget/予算
  委員会は防衛予算を承認した。

23)You’ve got to concentrate and pay more attention to your job. Leave me alone.
  concentrate/集中する pay attention to/..に注意を払う  job/仕事  
  leave..alone/..を放っておく
  集中してもっと仕事に注意を払えよ ほっといてよ。

24) The topic of agricultural diversity came up over and over again at the conference.
   topic/話題  agriculture/農業  diversity/多様性  come up/起こる・生じる
  over and over again/何度も繰り返して      conference/会議
  会議では、農業の多様性についての話題が何度も持ち上がった。

25)Nowadays many species are on the verge of extinction.
nowadays/今日  species/種  on the verge of/..の瀬戸際で(verge;端) extinction/絶滅
  今日多くの種が絶滅の危機にさらされている。

26) Contrary to the rumors, his honesty has earned him quite the reputation.
contrary to/..とは反対に   rumor/うわさ honesty/正直・誠実  earn/得る・もたらす
  reputation/評判・名声   
  うわさとは反対に、彼の誠実さは彼に高い評判をもたらしている。

27)The city council members were opposed to the construction of the military base. 
  council/議会・会議  be opposed to/..に反対して  construction/建設   military/軍事の 
   base/土台・基地
  市議会のメンバーはその軍事基地の建設に反対した。  

28)I was embarrassed when she accused me of being lazy in public.
   be embarrassed/狼狽・困惑する  accuse/告訴(非難)する   lazy/怠惰な 
  in public/公然と・人前で
 彼女が公然と私を怠け者だと非難したので私は狼狽した。

29)You can improve your English through constant practice. 
  improve/改良する・よくなる  constant/絶え間ない  practice/練習
  絶えず練習をすれば英語を上達させる事が出来ます。

30)New techniques have made it possible to recover various things from waste.
  technique/技術  make..possible/可能にする  回復する・させる いろいろな   
  浪費(する)・廃棄物 
  新しい技術によっていろんなものを廃棄物から再生させる事が可能になった。


★暗唱練習用シート
21)資金的な援助が必要なときはいつでもためらわずに電話してください。
22)委員会は防衛予算を承認した。
23)集中してもっと仕事に注意を払えよ。 ほっといてよ。
24)会議では、農業の多様性についての話題が何度も持ち上がった。
25)今日多くの種が絶滅の危機にさらされている。
26) うわさとは反対に、彼の誠実さは彼に高い評判をもたらしている。
27)市議会のメンバーはその軍事基地の建設に反対した。  
28)彼女が公然と私を怠け者だと非難したので私は狼狽した。
29)絶えず練習をすれば英語を上達させる事が出来ます。
30)新しい技術によっていろんなものを廃棄物から再生させる事が可能になった。

21番から30番までのタイム ≪目標1分≫ (  ;  :  :  :  分)
1番から30番までのタイム ≪目標3分≫ (  ;  :  :  :  分)



★1番から30番までの暗唱練習用シート
1)君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ。
2)私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。
3)正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。
4)遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。
5)彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。
6)忘れずに前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。
7)ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。
8)私は彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。
9)支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。
10)君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。
11)そんなおろかな事にお金をむだ使いするなら(いっそのこと)捨てたほうがいい。
12)君はただ首を縦に振ってここに署名しさえすればいいんだ。
13)突然おなかが痛くなって喉がはれてきた。
14)かなり多くの人々が、いわゆる自然災害で傷ついている。
15) 人間は他人の権利と自由を尊重しなければならない。
16)つい先日偶然彼に会った。しかし彼は私に気が付かなかった。
17)世論はその恒久的な税制改革を強く支持した。
18)誰が家事の面倒を見るかなんて心配しないで メアリーにお手伝いを頼めばいいわ。
19)退職後は忘れずに私と連絡をとり合ってください。分かりました。
20)一般的に言って、外国語の知識を身に付ける事はたやすい事ではない。
21)資金的な援助が必要なときはいつでもためらわずに電話してください。
22)委員会は防衛予算を承認した。
23)集中してもっと仕事に注意を払えよ ほっといてよ。
24)会議では、農業の多様性についての話題が何度も持ち上がった。
25)今日多くの種が絶滅の危機にさらされている。
26) うわさとは反対に、彼の誠実さは彼に高い評判を得させている。
27)市議会のメンバーはその軍事基地の建設に反対した。  
28)彼女が公然と私を怠け者だと非難したので私は狼狽した。
29)絶えず練習をすれば英語を上達させる事が出来ます。
30)新しい技術によっていろんなものを廃棄物から再生させる事が可能になった。



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2009年07月27日

英語駆け込み寺テキスト 1番~30番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

今回は、ここらでちょっと一休み・・・
というわけではありませんが
これまでの成果を、さらに確かなものにするために
1番~30番までの定着テストにトライしてもらいます。

「早く次のステージに進まなければ・・・」

と、もどかしく思う方もいるかもしれませんが
そんなに先を急いで前に進んでも
やがて行き詰まって、前にも後にも身動きの取れないことになってしまいます。

「何をそんなに心配してるの?
大丈夫だよ、もう完璧に覚えちゃったから・・
そんなに心配なら、今すぐテストをしてみてもいいんだぜ」

なるほど。
それはそれは、大変御見それいたしました。
しかし、2日後、3日後にも
その状態でいられるという自信があるでしょうか?

覚えるとは、覚えたてのホヤホヤがベストの状態なのではありません。
なぜならば、何日かたてば脳の記憶も薄れてしまうからです。

その不安定な土台の上に
次から次へと新しいブロックを積み上げていけば
やがてその重みに耐え切れなくなって
結局はパニックに陥ってしまうことにもなりかねません。

では、どうしたらいいのか?
どうすれば、確実に覚え
確実に一つずつ積み上げていくことが出来るのか?

難しいことではありません。
「忘れていた」ことを「思い出せ」ばいいのです。
意外なことに、その単純な作業が
アナタの記憶をさらに確実なものにしてくれるのです。

人間の脳とは不思議なものです。
覚えたことはすぐ忘れてしまうくせに
いったん忘れたことを今一度思い出すと
その記憶は妙に鮮明に刻み込まれるのです。
この脳の特性(?)を利用しない手はありません。

お分かりでしょうか?
「忘れる」ことを、それほど悲観する必要はないのです。
むしろそれは、チャンスであるとさえ言えるのです。
「忘れ」たり「思い出し」たり、を繰り返すことが
より完璧に覚えるための、重要なプロセスになるのですから。
よりよく覚えるためには、時として忘れる時間も必要なのです。


・・・ということで
ここで一度歩みを止めて
「忘れ」たり「覚え」たりを繰り返しながら
1番~30番までの英文の暗唱テストに、何度もトライしてほしいと思います。
目標は30問で3分です。

なお、くどいようですが
「頭」で覚えるのではなく、「声に出して」「口」で覚えること
そして、時間に挑戦することをお忘れなく。

誤解を恐れずに言えば
「早口言葉」の練習だと割り切ってしまっても構わないのです。

「早口言葉だって?
いくらなんでも、そんな不謹慎な!」

と思われるかもしれませんが
「口」が覚えてしまえば、こっちのものです。
それですべてがついてくるから心配は要りません。
詳しくは、次回のブログでお話します。



◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

問題用紙

1)君があの困難にもかかわらず、どのようにして敵から逃げたのか想像もつかないよ。
2)私が友人を見送りに飛行場に到着したとき、飛行機は今にも離陸しようとしていた。
3)正しい答えを出すたびに、私は自分の能力に自信を持った。
4)遅かれ早かれ彼女は目的を達成するだろう。
5)彼の過激な政策は大きな不信を呼び起こし、保守的な人々の間に物議をかもす原因となった。
6)忘れずに前もって申し込み用紙に(必要事項を)記入してください。
7)ところで、卒業して以来ジョンを見かけたことがありますか。
8)私は彼女が新しい携帯の番号を教えてくれるだろうと期待していた。
9)支配人は本日不在(欠席)です。彼はお葬式に出席しています。
10)君が自分の職業を誇りに思うのももっともだ。しかしそれを自慢してはいけない。
11)そんなおろかな事にお金をむだ使いするなら(いっそのこと)捨てたほうがいい。
12)君はただ首を縦に振ってここに署名しさえすればいいんだ。
13)突然おなかが痛くなって喉がはれてきた。
14)かなり多くの人々が、いわゆる自然災害で傷ついている。
15) 人間は他人の権利と自由を尊重しなければならない。
16)つい先日偶然彼に会った。しかし彼は私に気が付かなかった。
17)世論はその恒久的な税制改革を強く支持した。
18)誰が家事の面倒を見るかなんて心配しないで メアリーにお手伝いを頼めばいいわ。
19)退職後は忘れずに私と連絡をとり合ってください。分かりました。
20)一般的に言って、外国語の知識を身に付ける事はたやすい事ではない。
21)資金的な援助が必要なときはいつでもためらわずに電話してください。
22)委員会は防衛予算を承認した。
23)集中してもっと仕事に注意を払えよ ほっといてよ。
24)会議では、農業の多様性についての話題が何度も持ち上がった。
25)今日多くの種が絶滅の危機にさらされている。
26) うわさとは反対に、彼の誠実さは彼に高い評判を得させている。
27)市議会のメンバーはその軍事基地の建設に反対した。  
28)彼女が公然と私を怠け者だと非難したので私は狼狽した。
29)絶えず練習をすれば英語を上達させる事が出来ます。
30)新しい技術によっていろんなものを廃棄物から再生させる事が可能になった。

解答用紙

1)I can’t imagine how you escaped from the enemy despite the difficulties.
2)When I reached the airport to see my friend off, the plane was about to take off.
3)Every time I answered correctly, I grew more confident about my capacity.
4)Sooner or later she will accomplish [fulfill] her purpose.
5)His radical policy aroused much suspicion, causing a dispute among conservative people.
6)Please remember to fill out the application form in advance.
7)By the way, have you come across John since he graduated from college?
8)I was expecting her to inform me of her new cell number.
9)Our manager is absent today. He is attending a funeral.
10)You may well be proud of your profession, but you should not boast of it.

11)You might as well throw your money away as waste it on such a silly[stupid] thing.
12)All you have to do is (to) just nod your head and sign here.
13)All of a sudden, I had a stomachache and a sore throat.
14)Quite a few people are injured in what is called natural disasters.
15)Human beings must respect the rights and freedom of others. 
16)I saw him by chance[by accident] just the other day. But he was not aware of me.
17)The public opinion was strongly in favor of the permanent tax reform. 
18)Don’t worry about who is in charge of household matters. We can ask Mary for help.
19)Don’t forget to keep [stay] in touch with me when after you retire. I won’t. 
20)Generally speaking, it’s not easy to acquire knowledge of foreign languages.

21)Don’t hesitate to call me any time you need financial aid.
22)The committee approved the defense budget.
23)You’ve got to concentrate and pay more attention to your job. Leave me alone.
24) The topic of agricultural diversity came up over and over again at the conference.
25)Nowadays many species are on the verge of extinction.
26) Contrary to the rumors, his honesty has earned him quite the reputation.
27)The city council members were opposed to the construction of the military base. 
28)I was embarrassed when she accused me of being lazy in public.
29)You can improve your English through constant practice. 
30)New techniques have made it possible to recover various things from waste.



1番から30番までのタイム(  ;  :  :  :  分)



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2009年07月28日

英語は「頭」ではなく「口」で覚えるもの ~前半

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

ここに、日本国憲法の前文があります。
 (あ、話のネタだから読まなくていいですよ)

◆日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)


さて・・・

もし仮に、明日の社会科のテストまでに
この前文をすべて暗記しなければならないとしたら
皆さんはどうするでしょうか?

少なくとも、これだけの堅苦しいコトバの羅列を
何時間もにらめっこをしていても、到底覚えられるものではありません。

そこで、少々工夫が必要になります。

中には「書いて」覚えるという方もいるかもしれません。
大変すばらしい方法です。
しかし、ちょっと時間がかかりすぎるという欠点は否めません。

・・・まあ、いろんな方法はあるかもしれませんが
多くの人々は、必死に音読と暗唱を繰り返して覚えようとするのが普通ではないでしょうか。
つまり「声に出して」「口」に覚えさせようとするのです。

まるで、経験的にか、または本能的にか
「頭」では覚えられなくとも
「声に出して」「口」で覚えれば覚えられることを知っているかのように・・・




記憶する(暗記する)とはたしかに「頭」を使う作業です。
しかし、だからといって
何でもかんでも「頭」で覚えようとする事が賢明な方法なのではありません。

たとえば、『漢字』は「手」で(書いて)覚えるべきものです。
もっとハッキリ言ってしまえば、「書かなければ」覚えられないのです。

試しに、紙と鉛筆を使わないで、 漢字を「目」と「頭」で覚えてみるといいでしょう。
漢字練習帳を穴のあくほど見つめても、せいぜい覚えられるのは5、6個に過ぎません。
「頭」ではどうしても覚えられないのです。

しかし、「書けば」何十でも何百でも覚えられます。
「手」が覚えてくれるからです。
その証拠に、忘れた漢字を思い出すときには
ほとんどの人は、指で空中に書くマネをして思い出すのではないでしょうか。

驚くべきことに、「手」は「頭」よりはるかに正確に覚えているのです。
しかも、その容量は「頭」の数十倍はあるといっていいでしょう。
その事を本能的に知っているから
漢字テストの前にはみな「書いて」覚えるはずです。

このような例は枚挙にいとまがありません。

一般に、僧侶は気の遠くなるような量の経文を暗記していますが
お葬式のときにお経を間違えた、などという話はあまり聞いたことがありません。

では、なぜあの膨大な量のお経を正確に覚えられたのでしょうか?
東大を首席で卒業した学生でも覚えきれないような難解な経文を
お寺の和尚さんは、鼻歌でも歌うように、難なく暗唱してしまうのです。
なぜそんなことが可能なのでしょうか?

それは、ただひたすら読経を繰り返したからではないでしょうか。
つまり「頭」ではなく「口」が覚えたのです。

「それで、和尚さん。一体、内容は理解なさっているのですか?」
などという心配は、下衆(ゲス)の勘ぐりというもの。
不思議なことに
「口」が覚えてさえしまえば、いやでも内容は理解してしまうのです。
ウソだと思ったら、和尚さんに聞いてみてください。
ただし、身の安全は保障いたしかねますが・・・


また、役者さんは長いセリフを覚えるのに
必ず「声に出して」覚えようとします。

表現力の研究をしている、という意味もあるかもしれませんが
そればかりではありません。
セリフそのものが「頭」では覚えられない事を
誰よりも経験上よく知っているからではないでしょうか。
長いセリフであればあるほど、繰り返し「口」に覚えさせようとするのです。

「役者の経験がないアンタの言うことなんか信じられない」

と言うのなら
憲法の前文でも、リンカーンのゲティスバーグの演説でも構いません。
ご自分で確かめてみてはいかがでしょうか。
あれだけのボリュームの文章を
とても「口」の手助けなしには覚えられないはずです。


他にもいくらでもあります。

携帯をお持ちの方に「あなたの番号は?」と聞いてみると
ほとんどの方は、「口」でブツブツ言いながら
確かめるようにして、十数桁の数字を思い出そうとします。
「頭」では覚えていないが、「口」なら覚えているからではないでしょうか。

もっと分かりやすいのが掛け算の九九です。

私の父は、最近かなりボケてきたようですが
35*13という程度の計算は出来るようです。

しかし考えてみると
この計算問題を解くためには、九九の計算を4回必要としているはずです。
つまり、九九の計算を正確に覚えていたということです。

では、なぜ孫の名前を忘れても、九九の計算を正確に覚えていたのでしょうか。
それは、九九を「口」で覚えたからです。
「頭」が少々ボケても、「口」で覚えたことは忘れないのです。

これらの事実は一体何を意味しているのでしょうか?

・・・ということで、後半に続きます。


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2009年07月31日

英語駆け込み寺テキスト 31番~40番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

今回は、「英語は頭ではなく口で覚えるもの ~後半」
をお送りする予定でしたが
あまり下らないお話ばかりでは、飽きてしまいます。

せっかく夏休みに入ったのだから
少しずつでも前進しながら、お話を進めましょう。

前々回は1番~30番までのまとめをしてもらいました。
しかし、その延長で40番まで、50番まで・・・
というのでは、ちょっと大変になってしまいます。

そこで、30問ずつのブロックに分けて進めていきたいと思います。
1番~30番までは一応卒業、ということで
今回は31番から、新たなスタートを切りたいと思います。

尚、1番~30番までについても
いずれ不安になってしまう時がやってくると思います。
そのような時には、いつでも振り返って確認してください。
一度覚えたことを再確認するのには、それほど時間はかからないはずです。


・・・というわけで
今回は「駆け込み寺テキスト」の31番から40番にトライしてもらいます。

例によって

 1)音読10~20回
 2)暗唱10~20回
  でひとつずつ覚え
 3)大体覚えたら10問まとめて時間に挑戦

という手順でお願いします。

◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

31)The company has determined to hire some 50 temporary employees.
  company/会社  determine/決定(決心)する  hire/雇う some/..ほどの 
  temporary/一時的な・臨時の  employee/従業員
  その会社は50人ほどの臨時従業員を雇う事に決めた。

32)I bet he will be fired [dismissed] before long.
  bet/賭ける・きっと..だと思う  fire/解雇する   before long/間もなく
  彼は間もなくきっと会社をクビになると思う。 

33) They are concerned [anxious, worried] about their future prospects.
be concerned about/..について心配する  future/未来・将来(の) 
  prospect/見晴らし・展望    
  彼らは自分自身の将来の展望(可能性)について心配している。

34) Children tend to bully the so-called weak.
tend to/..する傾向がある bully/いじめる so-called/いわゆる  
  weak/弱い(the weak/弱い者) 
  子供はとかくいわゆる弱い者をいじめる傾向がある。

35)The bomb suddenly exploded and wounded many residents in the condominium.
   bomb/爆弾  suddenly/突然   explode/爆発する wound/傷つける 
  resident/居住者       condominium/マンション
  爆弾が突然爆発して、マンションの多数の居住者を負傷させた。

36)You must consider the matter from a broader perspective.
  consider/じっくり考える  matter/問題・事  broad/広い  perspective/視点・観点
  その問題をより広い視点からよく考えなければならない。

37) Somehow I noted a subtle change in her attitude.
somehow/どういうわけか  note/気がつく  subtle/微妙な  attitude/態度
  なぜか私は彼女の態度の微妙な変化に気付いた。

38) I attempted to persuade him to immediately give up smoking.
attempt/試みる  persuade/説得する   immediately/直ちに  give up/やめる
  私は直ちにタバコを止めるよう彼に説得を試みた。

39) I’m afraid (that) I can’t afford to buy such a luxurious house.
  be afraid/..だと(心配して)思う  can afford to/..する(金銭的な)余裕がある
  buy/買う luxurious/豪華な・ぜいたくな 
  そんな豪華な家を購入する(経済的な)余裕はないと思います。

40)The authorities instituted a new welfare system.
  the authorities/当局(authority;権威) institute/設立する  welfare/福祉
  当局は新しい福祉制度を設立した


★暗唱練習用シート
31)その会社は50人ほどの臨時従業員を雇う事に決めた。
32)彼は間もなくきっと会社をクビになると思う。 
33) 彼らは自分自身の将来の展望(可能性)について心配している。
34)子供はとかくいわゆる弱い者をいじめる傾向がある。
35)爆弾が突然爆発して、マンションの多数の居住者を負傷させた。
36)その問題をより広い視点からよく考えなければならない。
37)なぜか私は彼女の態度の微妙な変化に気付いた。
38)私は直ちにタバコを止めるよう彼に説得を試みた。
39)そんな豪華な家を購入する(経済的な)余裕はないと思います。
40)当局は新しい福祉制度を設立した。

31番から40番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月02日

英語は「頭」ではなく「口」で覚えるもの ~後半

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

今回は、前々回「英語は頭ではなく口で覚えるもの ~前半」の続きです。
御用とお急ぎのない方は
前々回のブログにも、ちょっと目を通してください。


・・・さて、本題です

「記憶する」とは、たしかに大脳の生理作用に帰するものだと言っていいでしょう。

しかし、「頭が覚える記憶」があるように
「口が覚える記憶」というものが厳然として存在するのです。
しかも驚くべきことに
それは「頭」で覚える記憶より、はるかに正確で無尽蔵なのです。

決して、奇をてらって話を大げさにしているのではありません。
その事実を示す証拠は、皆さんの身の回りにいくつもあるのです。

たとえば、どんなに頭の悪い日本人でも、日本語をペラペラにしゃべることが出来ます。

「何言ってんだ?日本人だモン当たり前ジャン。
日本人が日本語をしゃべったくらいで驚いてどーすんのよ。」

・・・確かにそうかもしれません。
皆さんにとっては、それは当たり前すぎるくらいカンタンな事なのかもしれません。

しかし、ではそんなカンタンなことを
果たしてコンピューターは出来るのでしょうか?

これだけコンピューター技術が発達し
コンピューターにとって、不可能なことは無いとさえ思える現代です。
僅かなシリコンのかけらに、何万冊分もの情報を記憶できる技術と
電光石火のような、その情報処理能力をもってすれば
人間の言葉をしゃべることなど、いとも簡単に実現しそうなものではないでしょうか。

ところが、どんなに大容量のコンピューターをもってしても
日本語を流ちょうに話すことなどは、今のところ不可能なのです。

お気づきでしょうか?
その、神業ともいえる偉業を、人間の「口」はいとも簡単に可能にしてしまうのです。
「口が覚える記憶」とは、恐ろしいものです。
スーパーコンピューターをはるかに超える容量を持っているのですから・・・

ところで、この潜在能力は、特別な人々にだけ与えられているのでしょうか。
だとするならば、特別な人々だけが言葉をうまくしゃべる、なんてことになってしまいますが
そんな話は聞いたことがありません。
つまりこの能力は、「頭」のよし悪しに関係なく、だれにも備わっている最終兵器なのです。
およそ語学の学習を志す者にとって
それをわざわざ放棄することほど、おろかな選択肢はありません。

にもかかわらず、なぜ大半の人々は
その最終兵器を放棄し、ただひたすら「頭」で覚えようとするのでしょうか。

ここに、一般的な英語学習法の錯誤があるのです。
言葉は「頭」で覚えるものではなく、「口」で覚えるべきものなのです。

考えてもみてください。
皆さんの中に、日本語を「頭」で覚えたという人間がどのくらいいるでしょうか。
小学校の1年生が、日本語の文法を勉強し、国語辞典で単語の意味を確かめた
などという姿はみたことがありません。

日本に限らず、世界中どこの国でも
学校で母国語を教える最初の段階は
教科書の音読から始まることになっているのです。
まるで、「口」が覚えてしまえば、必要なものはすべてついてくることを
経験則として、知りつくしているかのように・・・

言葉を「頭」で覚えることには、本来限界があるのです。
日本語であろうと英語であろうと、その原理に変わりはありません。
それを無理やり「頭」で覚えようとするから
行き詰ることになってしまうのではないでしょうか。

分かりやすい例を挙げましょう。

近所に、あるドイツ人の親子がいます。
お父さんは有能な技師で、かなり優秀な頭脳の持ち主です。
しかし、日本に来て10年以上たつというのに、日本語はあまりしゃべれません。

一方、8歳になる娘はかなりな口達者で
相当おませな日本語まで口にするようになり
最近では、お父さんのために通訳を務めたりもしているとか・・・

この現象は、それほど珍しいことではありません。
日本に在住する外国人の親子でも、海外に移民した日本人の親子でも
同じような風景が見られるのです。

では、なぜそんなに頭のいいお父さんが日本語をしゃべれるようにならないのか。
それは、「頭」で覚えようとするからではないでしょうか。
「頭」がいいのだから当然なのかもしれませんが
それが却って仇(アダ)になってしまったのです。

「ドイツ人の話をしたってしょうがないでしょうが。
ここはドイツじゃないんだから・・・」

なるほど、ごもっとも。

しかし、これは皆さんの周囲に見受けられる現象でもあるのです。
皆さんは、言葉を「頭」で覚えようとしていないでしょうか。
だとするならば、ドイツ人の技師と同じ運命を歩むことになってしまうのです。

「頭で覚えちゃいけないって?
じゃあ何で覚えるのよ?
いくら最終兵器があったって、頭がなけりゃ、結局何にも覚えられないでしょ?」

確かにそのとおり。
最終的に覚えるのは、脳細胞の働きによるものです。
でも、どんなに高等な脳細胞を持っていても
それが十分に機能しなければ、単なる宝の持ち腐れに過ぎません。

脳細胞とは、コンピューターのハードウェアのようなもので
それ自体が何かの機能(思考や記憶など)を持っているわけではありません。
脳を有効に働かせ、それを知能と呼ばれるものに昇華させるためには
一つ一つの脳細胞を連絡させ、膨大なネットワークを築くことが必要なのです
そして、そのネットワークを築くために
人間は様々な「ツール」を駆使してきたのです。

たとえば、「地球上で最も知能が発達した生物は?」と、問われると
ほとんどの方は、迷わず「人間=ホモサピエンスである」、と答えるのではないでしょうか。

ところが、「では、人間は地球上で最も脳の体積が大きい生物か?」と、問われると
残念ながら、それは事実ではないのです。
体積で言うならば、イルカやクジラのほうが人間より大きな脳を持っているのです。

しかし、人間は「手」という「ツール」を駆使して大脳を刺激し
膨大なシナプス(脳間細胞)のネットワークを築きあげることによって
イルカやクジラよりも、高度な知能を獲得したのです。

「やれやれ、ドイツ人の次はイルカの話かい?」

・・・まあまあ、そう言わずに
重要なことですから、もう少しお付き合いください。

では、人間の言語体系が発達する過程で
大きな役割を果たした「ツール」とは、一体何だったのでしょうか?

もちろん、「話す」「書く」「読む」などいくつかの要素が複合的に作用した、と考えられます。
しかし、中でも「声に出すこと」、つまり「音声としての言語」を発することが
それらの根底を支えていた、と言えるのではないでしょうか。

英語であれ日本語であれ、人類の言語の歴史を振り返ってみれば
「文字」が発明されるよりはるか昔に「音声」の体系としての言語が存在していました。
文字の歴史は三、四千年程度のものであるのに対し
「音声」の体系としての言語の歴史は、数万年にも上るのです。
つまり「音声としての言語」の長い下積みの上に、はじめて「文字」が発生したのです。

「だから、なんだ?」

と言われてしまえば、身もフタもないのですが
その長い下積みの歴史の中で、ある爆発的なパワーが潜在意識の奥に蓄積されてきた
という仮説が、もし正しかったとしたら・・・
そして、「声に出して」「口」で覚えることが
その秘められたパワーを解き放つ重要な手がかりになるとしたら・・・
「奇跡の大逆転」の扉を開く鍵は、あなた自身の中にあるということにならないでしょうか。

「口が覚える記憶」とは、人類の発生にも関わるほどの長い歴史を持ち
すべての人々の遺伝子の中に等しく蓄えられてきたものです。
だからこそ、「頭」の出来がよくても悪くても
人間は同じように言葉を使いこなすのではないでしょうか。
現に、「アイツは頭の出来が悪いので日本語を上手にしゃべれない」
などという人間は見たことがありません。
もっと露骨に言えば、バカなアメリカ人でも英語はペラペラなのです。

ここに、英語がほかの教科と違う最大の特異点があるのです。
ほかの教科はどうあれ
英語だけはだれでも「頭」のいいヤツに勝つことが出来るのです。
「口が覚える記憶」の力を武器とすれば、どんな秀才とも対等以上に戦えるのです。
その証拠に
東大卒のエリートよりも、ヒマつぶしにカルチャーセンターに通っているオバチャンのほうが
よっぽど饒舌に英語を話す、なんて現実はいくらでもあるのです。

にもかかわらず、なぜ学校ではこんなに成績の差が出てしまうのか。
なぜ「頭のいいヤツ」だけが、こんなにいい点数を稼ぐのか。

言うまでもありません。
「頭」で覚えようとするから、ではないでしょうか。
「頭」でおぼえれば、「頭のいいヤツ」が勝つに決まっています。
わざわざ相手の有利な土俵に上るようなものだから、当然と言えば当然です。

しかし、仮にそんな小さな土俵のうえで勝っても負けても、たいした意味はありません。
どうせ、ドングリの背比べに過ぎないのですから・・・

「奇跡の大逆転」は、そんな土俵の上には転がっていません。
本来の土俵の上で戦えば、誰でも「頭のいいヤツ」を倒すことが出来るのです。
「口」で覚えた者は、「頭」で覚えた者をはるかに凌駕するのです。

現に、英語で平均点を取った事のない者が
ちょっと勉強方法を変えただけで、数ヵ月後の定期テストで成績上位者のリストに載った
などという例もまれではありません。

「口」で覚えたヤツが「頭」で覚えたヤツに勝ったのです。

ちなみに、1番~30番の英文を「口」で覚えてくれた読者の方には、
思い当たるフシがあるのではないでしょうか。
「今までとは違う何かが動き始めた」ことに・・・。

それこそが、潜在意識の中に眠っていた本能の目覚めなのです。
そのとき、「ああ、英語の勉強って、こうすればよかったんだ」
と、目からウロコの落ちる思いをした人も、少なくないのではないでしょうか。




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2009年08月05日

英語駆け込み寺テキスト 41番~50番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

今回は、41番から50番です。

駆け込み寺テキストは、全体で340番まであります。
受験生(3年生)の皆さんを基準に考えれば
夏休みの間に、150番くらいまで進んでおきたいと思っていますので
受験生の皆さんはがんばってください。

また、1,2年生の皆さんは
半分か3分の1位のペースで構いませんので
確実に音読・暗唱を繰り返してください。

41番から50番までを覚えたら
31番から50番までの、通しの自己テストもお忘れなく。

◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

41) If you want to stay in good health, regular physical exercise is indispensable.
health/健康  regular/定期的な physical/肉体の  exercise/運動・練習  
 indispensable/不可欠な
  良好な健康を保ちたいのなら、定期的な身体の運動は欠かせない。

42)The scientists predicted there would be a big earthquake within a couple of decades.
  scientist/科学者  predict/予言する  earthquake/地震    a couple of/2~3の   
   decade/十年
  科学者達は二~三十年以内に大きな地震がくるだろうと予言した。

43)He is investigating how the environment affects the inheritance of living things.
   investigate/調査(捜査)する environment/環境   affect/影響する    
  inheritance/遺伝       living thing/生物
  彼は環境が生物の遺伝にどのような影響を及ぼすのか研究している。

44)It’s no use arguing over this problem any longer.  
  It’s no use ..ing/..しても無駄  argue/議論する  problem/問題  
  not..any longer/これ以上..ない
  これ以上この問題を議論しても無駄だ。

45) Try to get to your destination at least 5 minutes ahead of time.
get to/..に着く   destination/目的地   at least/少なくとも    
  ahead of../(位置的・時間的に)..より前に
  少なくとも(予定時間の)5分前には目的地に到着するように心がけなさい。 

46)It was his destiny never to return home again.
    destiny/運命・宿命   return/帰る・戻る
   彼は再びふるさとには戻れない運命にあった。

47) Make sure [certain] (that) the safety device works properly.
  make sure (that)/..を確かめる・必ず..する   safety/安全   device/装置 
  work/作動する properly/適切に・正しく
  安全装置が正しく作動するかどうか確認しなさい。

48) It doesn’t make sense to recommend such a guy as the representative.
   make sense/理にかなっている  recommend/推薦する  guy/男・やつ 
  representative/代表
  あんなやつを代表として推薦するなんておかしいよ。

49)Stop arguing. It’s (high) time to put the project into practice.
  it’s (high) time to../もう..すべき時間だ  put..into practice/..を実行する
  project/計画・事業      
  議論はもうやめよう その計画を実行に移すべき時期だ。

50)At last she broke into tears and hugged her son in our presence. 
at last/ついに  breake into tears/わっと泣き出す    hug/抱きしめる     
  in one’s presence/..の目前で
  ついに彼女は我々の目の前でわっと泣き出し、息子を抱きしめた。


★暗唱練習用シート
31)その会社は50人ほどの臨時従業員を雇う事に決めた。
32)彼は間もなくきっと会社をクビになると思う。 
33) 彼らは自分自身の将来の展望(可能性)について心配している。
34)子供はとかくいわゆる弱い者をいじめる傾向がある。
35)爆弾が突然爆発して、マンションの多数の居住者を負傷させた。
36)その問題をより広い視点からよく考えなければならない。
37)なぜか私は彼女の態度の微妙な変化に気付いた。
38)私は直ちにタバコを止めるよう彼に説得を試みた。
39)そんな豪華な家を購入する(経済的な)余裕はないと思います。
40)当局は新しい福祉制度を設立した。

41) 健康を保ちたいのなら、 定期的な身体の運動は欠かせない。
42)科学者達は2,3十年以内に大きな地震がくるだろうと予言した。
43)彼は環境が生物の遺伝にどのような影響を及ぼすのか研究している。
44)これ以上この問題を議論しても無駄だ。
45)少なくとも(予定時間の)5分前には目的地に到着するように心がけなさい。 
46)彼は再びふるさとには戻れない運命にあった。
47) 安全装置が正しく作動するかどうか確認しなさい。
48) あんなやつを代表として推薦するなんておかしいよ。
49)議論はもうやめよう その計画を実行に移すべき時期だ。
50)ついに彼女は我々の目の前でわっと泣き出し、息子を抱きしめた。

 41番から50番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)
 31番から50番までの通しのタイム ≪目標2分≫  (   ;   ;   ;   ;   分)




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2009年08月07日

英語駆け込み寺テキスト 51番~60番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

受験生の皆さん、頑張ってますか?
毎日、やることばかり多くて大変ですね。

なかなか計画通りに進まない
と、不安に思う方もいるかもしれませんが
そんな心配をするより
今、目の前にあることを、ひとつずつ確実に克服してください。
やればやっただけの成果は、確実に上がります。


さて、今回は51番~60番に挑戦です。

例によって

1)音読10~20回
2)暗唱10~20回
  大体覚えたら
3)10問まとめて時間に挑戦

って要領でお願いします。


ところで・・・

1)音読10~20回
2)暗唱10~20回

は分かるけど、何で時間に挑戦なの?
というご質問のメールをいただきました。

これも、このトレーニング法の大きな特徴のひとつなのですが
ちょうどその話題を取り上げようと思っていたところなので
次回のブログで詳しい説明をいたします。
今回は、とりあえず51番~60番に集中してください。

尚、51番~60番を終わったところで
第二ブロックの、31番~60番のまとめを忘れずにお願いします。
目標は3分です。
31番~60番までの、まとめの暗唱用のシートを用意しておきます。


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

51)She ran away in a hurry shouting “The cat scratched my face.”
 run away/逃げる  in a hurry/大急ぎで  shout/叫ぶ  scratch/ひっかく
 「猫が私の顔をひっかいた」と叫びながら、彼女は大急ぎで逃げ出した。

52)He was so brave that he saved her life at the risk of his own.
brave/勇敢  save/救う  life/生命 at the risk of/..の危険を犯して  
  彼は勇敢にも自らの命の危険を犯して彼女を救った。

53)Considering its convenience, train is by far the most comfortable vehicle in the urban area.
  considering../..を考慮に入れれば   convenience/便利性    by far/はるかに     
  comfortable/快適な   vehicle/乗り物    urban/都会の
  便利性を考慮に入れれば、汽車は都会では断然快適な乗り物です。

54)According to the press, the prime minister is deeply involved in the incident.
  according to/..によると   the press/報道   prime minister/首相  deeply/深く
  be involved in/..に関わっている   incident/事件・出来事
  報道によれば、首相はその事件に深く関わっている。

55)In university he majored in economics, but now he is engaged in genetic research.
  university/大学   major in../..を専攻する  economics/経済学 
  be engaged in/..に関わる(従事する) genetic/遺伝子(gene)の research/調査・研究
  彼は大学では経済学を専攻したが、現在は遺伝子の調査研究に従事している。

56)To tell the truth, I was reluctant to take care of[look after] such a selfish patient.  
  to tell the truth/実を言うと  be reluctant to/..する事に気が進まない  
  take care of/..の世話をする    selfish/わがままな  patient/患者
  実を言うと私はあんなわがままな患者の世話をする事に気が進まなかった。

57)At any moment, I’m willing to conform to the customs of society.
   at any moment/いつでも  be willing to/喜んで..する  conform to/..に従う    
   custom/習慣     society/社会   
  私はいつでも喜んで社会の習慣に従います。

58)They are anxious to know the result of the tough negotiation.
  be anxious to/とても..したがる  result/結果  tough/困難な negotiation/交渉
  彼らはその困難な交渉の結果をとても知りたがっている。

59)I’m eager to travel abroad by myself.
  be eager to/..したいと熱望する  travel/旅行する  abroad/海外へ  
  by one’sself/一人で
  私は一人で海外を旅行したいと熱望している。

60)To be honest with you, I get anxious about my health (every) now and then.
   to be honest with you/正直言うと   (be) anxious about/..を心配している   
  (every) now and then/時々
  正直に言うと、私は時々健康が心配になるときがある。

暗記練習用シート
31)その会社は50人ほどの臨時従業員を雇う事に決めた。
32)彼は間もなくきっと会社をクビになると思う。 
33) 彼らは自分自身の将来の展望(可能性)について心配している。
34)子供はとかくいわゆる弱い者をいじめる傾向がある。
35)爆弾が突然爆発して、マンションの多数の居住者を負傷させた。
36)その問題をより広い視点からよく考えなければならない。
37)なぜか私は彼女の態度の微妙な変化に気付いた。
38)私は直ちにタバコを止めるよう彼に説得を試みた。
39)そんな豪華な家を購入する(経済的な)余裕はないと思います。
40)当局は新しい福祉制度を設立した。

41) 健康を保ちたいのなら、 定期的な身体の運動は欠かせない。
42)科学者達は2,3十年以内に大きな地震がくるだろうと予言した。
43)彼は環境が生物の遺伝にどのような影響を及ぼすのか研究している。
44)これ以上この問題を議論しても無駄だ。
45)少なくとも(予定時間の)5分前には目的地に到着するように心がけなさい。 
46)彼は再びふるさとには戻れない運命にあった。
47) 安全装置が正しく作動するかどうか確認しなさい。
48) あんなやつを代表として推薦するなんておかしいよ。
49)議論はもうやめよう その計画を実行に移すべき時期だ。

50)ついに彼女は我々の目の前でわっと泣き出し、息子を抱きしめた。
51)「猫が私の顔をひっかいた」と叫びながら、彼女は大急ぎで逃げ出した。
52)彼は勇敢にも自らの命の危険を犯して彼女を救った。
53)便利性を考慮に入れれば、汽車は都会では断然快適な乗り物です。
54)報道によれば、首相はその事件に深く関わっている。
55)彼は大学では経済学を専攻したが、現在は遺伝子の調査研究に従事している。
56)実を言うと私はあんなわがままな患者の世話をする事に気が進まなかった。
57)私はいつでも喜んで社会の習慣に従います。
58)彼らはその困難な交渉の結果をとても知りたがっている。
59)私は一人で海外を旅行したいと熱望している。
60)正直に言うと、私は時々健康が心配になるときがある。
  

51番から60番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)
31番から60番までの通しのタイム ≪目標3分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月09日

なぜ時間に挑戦するのか ~前半

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

駆け込み寺式トレーンング法のテーマのひとつは「時間に挑戦すること」です。

何の時間に挑戦するのかって?

もちろん、暗唱テストにかかる時間に挑戦するのです。

例の・・
1) 音読10~20回
2) 暗唱10~20回
・・・で、大体覚えたら
3) 10問まとめて時間に挑戦

・・の3番目のやつですね。
ひとつずつ別々に、音読・暗唱を繰り返して覚えた英文を
今度は10個まとめて、目標時間を決めて暗唱テストをすることです。

目標としては、10問をおよそ1分で暗唱することを目安としています。
その数字の根拠は、英文を見ながら音読する時間が10問で1分程度だからです。
つまり、答えを見ても見なくても同じくらいのスピードで暗唱できるようにするのです。

ところで、なぜ短時間で暗唱できるようにするのか?

理由は二つあります。

ひとつは、「正確に覚える」こと。
もうひとつは、「覚えたことを忘れないようにする」ことです。

「暗唱にかかる時間が、正確に覚えることと何の関係があるのか」って?

それが、じつは大いに関係があるのです。
正確に覚えたかどうかは、短時間で暗唱できるかどうかによって決まるからです。

「ホンマかいな?」
と思う方もいるかもしれませんが
それを暗示する事実は、案外私たちの身の回りにもあるのです。

たとえば、円周率を41桁まで覚えるゲームを考えて見ましょう。

≪3,1415926535 9879323846 2643383279 5028841971・・・≫

この41桁の数字を覚えるゲームです。

方法は、人によって様々かもしれませんが
マア、多くの方は何度も暗唱して覚えるのが普通だと思います。
つまり「口に覚えさせる」のです。
「口が覚える記憶」の力を、本能的に知っているからではないでしょうか。

しかし、ここでは方法が問題なのではありません。
問題は、その結果なのです。

どんな方法にせよ、この41桁の数字を暗記できたとしましょう。
そこで、その暗唱にかかる時間は?

個人差はあるものの、おそらく10秒くらいではないでしょうか。

お分かりでしょうか?

正確に覚えていたとすれば、10秒前後で暗唱できるはずなのです。
ウソだと思ったら、ご自分で試してみてください。
それが、41桁の数字を覚える適正なタイムなのです。

そこで、こう考えてみてはどうでしょうか。
それならば、いっそのこと
「10秒」という数字を目標にしてみたらどうかと・・・

正確に覚えた結果「10秒」で暗唱できるならば
その「10秒」という結果を目標にすることには
大きな意味があるのではないでしょうか。

「でも、それってあくまでも結果に過ぎないんでしょ?
正確に覚えた結果、10秒で暗唱できるってだけの話で・・・

だからって、時間を目標にするなんて
本末転倒もはなはだしいんじゃないの?」


そうではありません。
「時間に挑戦する」とは、脳のトレーニングに他ならないのです。
「時間」というノルマを与えることで、脳細胞を活性化し
脳の中に一連の回路を強制的に作るトレーニングなのです。
脳の中に一連の回路が出来てしまえば、それはそうカンタンには消えません。
だから正確に覚えられるのです。


これに対して
「時間は多少かかってもいいから、正確に暗記するよう心がけるべきなのではないか?」
「時間にばかり気を取られてしまうと、肝心の意味内容がおろそかになってしまうのではないか?」
といった疑問を投げかけられる事があります。

しかしそれはまったくの誤りです。
数学や物理ならば話は分かりますが、暗唱はまったく別問題です。
「時間がかかってもいいから正確に」は真っ赤なウソなのです。
そんなことは、したくても出来ません。

たとえば、5分も時間をかけて正確に九九の暗唱をする・・・
などということは至難の技ではないでしょうか。
暗唱するためには、それなりのリズムというものがあるはずです。
正確に覚えていれば、九九は1分程度で暗唱するべきものなのです。
それを5分もかけて暗唱する人間に、怖くてお金の計算など頼めたものではありません。
時間がかかるとは「正確に覚えていない」事の証拠に過ぎないからです。

これは、九九に限った話ではありません。
正確に覚えてさえしまえば、その暗唱にはイヤでも時間はかからないのです。
そして不思議なことに・・・
短時間で暗唱できることは、イヤでも忘れないのです。

一言で言えば
「時間」こそが、より正確に覚えられたかどうかのバロメータであり
いつまでも忘れずに覚えていられるかどうかのバロメータなのです。

・・・以後は「なぜ時間に挑戦するのか~後半」に続きます。



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2009年08月11日

英語駆け込み寺テキスト 61番~70番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

静岡県で大きな地震がありました。
マグニチュード6.5とか・・・
想定される東海地震は
この180倍もの大きさだと言いますから
恐ろしいものですね。

ところで・・・

私はその時我が家のベランダにいて
新発見をしました。

地震の時に感じる恐怖の正体は
半分以上、家具や家財道具のきしむ音によるものであると・・

ベランダにいた私には、家の中の音が聞こえなかったので
不思議と恐怖はなかったのです。

東海地震の時には、耳栓を用意しておけばいいのかもしれません。


さて、今回は61番~70番です。
新しいブロック(第三ブロック)の始まりですので
フレッシュな気持ちでトライしてください。

なお、第一ブロック(1番~30番)や第二ブロック(31番~60番)は
もう十分に覚えてしまったでしょうか。
少しでも不安に思ったら
いつでも、何度でも再チェックしてください。
それほど時間はかからないはずです。

本当のことを言えば・・・
その繰り返しこそが、最後には実力になるのです。



◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

61)It goes without saying that you should always pay attention to courtesy.
  It goes without saying that/..は言うまでもない  pay attention to/..に注意を払う
  courtesy/礼儀正しさ
  言うまでもないが礼儀作法には常に気をつけなければならない。

62) “Go ahead. I’ll catch up with you soon.” “Hurry up, or we’ll miss the train.”
  go ahead/お先にどうぞ   catch up with/..に追いつく      hurry up/急げ 
  miss/捕えそこねる
  「先に行ってて。すぐに追いつくから。」「急げ。さもないと汽車に乗り遅れるぞ。」

63)Unless you are diligent, you won’t be able to keep up with the times.
  unless/もし..でなければ(if..not)  diligent/勤勉な  be able to/..する事が出来る 
  keep up with/..に(遅れずに)ついてゆく  the times/時代
  もし勤勉でなければ時代についてゆくことは出来ない。

64)We managed to get rid of the obstacle, working in cooperation with other agencies. 
manage to(do)/何とかうまく..する get rid of/..を取り除く  obstacle/障害物
   in cooperation/協力して agency:代理店
  我々は他の代理店と協力して何とかその障害物を取り除いた。

65) Nuclear weapons may bring about the ruin of mankind.
  nuclear/核の  weapon/兵器  bring about/..を引き起こす
  ruin/破滅   mankind/人類
  核兵器は人類の破滅を引き起こすかもしれない。

66) As I was born and brought up in a small town, I’m acquainted with all the inhabitants.
  be born/生まれる   be brought up/育つ  
  be acquainted with/..と顔見知り・知り合い    inhabitant/住民
  私は小さな町で生まれ育ったので全ての住民と顔見知りです。

67) I have no idea if it’s worth voting in the next election.
   have no idea/わかりません   it’s worth ..ing/..する価値がある  vote/投票する
  election/選挙
  今度の選挙で投票する事に価値(意味)があるのかどうか私には全くわかりません。

68)Why don’t we take turns preparing for dinner? Why not?
  Why don’t we/..しよう(Let’s) take turns ..ing/ 交代で..する 
  prepare/準備をする Why not?/いいとも
  食事のしたくは交代でやろうよ。いいとも。

69)She is subject to colds.  We are subject to the laws.
  be subject to/..の被害を受けやすい   be subject to/..に従う必要がある  law/法律
  彼女は風邪をひきやすい。 我々は法に服従するべきである。

70)I admit he is superior to me in many respects, but I don’t care for him.
  admit/認める  be superior to/..よりも優れている   in many respects/多くの点で
  care for/..を好む
  彼は多くの点で私より優れている事は認めるが、私は彼を好きになれない。

★暗唱練習用シート
61)言うまでもないが礼儀作法には常に気をつけなければならない。
62) 「先に行ってて。すぐに追いつくから。」「急げ。さもないと汽車に乗り遅れるぞ。」
63)もし勤勉でなければ時代についてゆくことは出来ない。
64)我々は他の代理店と協力して何とかその障害物を取り除いた。
65) 核兵器は人類の破滅を引き起こすかもしれない。
66) 私は小さな町で生まれ育ったので全ての住民と顔見知りです。
67) 今度の選挙で投票する事に価値(意味)があるのかどうか、私には全くわかりません。
68)食事のしたくは交代でやろうよ。  いいとも。
69)彼女は風邪をひきやすい。  我々は法に服従するべきである。
70)彼は多くの点で私より優れている事は認めるが、私は彼を好きになれない。

61番から70番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月14日

なぜ時間に挑戦するのか ~後半

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

前々回「なぜ時間に挑戦するのか ~前半」の続きです。
時間のある方は、前々回のブログも参考にしてください。


・・・・・

これは暗唱に限った話ではありません。
一般に、ある作業にかかる時間が短い人ほどその作業は正確である、という
常識をあざ笑うかのような、逆説的な傾向が多く見受けられます。

たとえば、計算が速い人ほどその計算は正確なのです。
また、パソコンのキーボードをすばやく押すことの出来る人ほど
押し間違いが少ないことも事実です。

なんでも早ければいい、というわけではありませんが
早いほうが間違いが少なく正確である、とするならば
これは見捨てておけない問題ではないでしょうか。


確かに、時間を目標とする事は本末転倒であるように見えるかもしれません。
時間を節約することが最終的な目標ではなく
正確に意味・内容を理解し、記憶する事が本来の目標であるからです。
「時間」はその結果に過ぎません。

しかし、世の中には
本末を転倒してしまったほうがよい結果につながる事もあるのです。

たとえば、ケータイの使い方を正確に覚えるために
最初に説明書を読む人間はまずいません。
順序としてはそれが正しいのかもせれませんが
だいたい、あの分厚い説明書を読んでも
そこに書いてあることの意味を理解することは至難の技です。
そんなヒマがあったら、とりあえずいろいろ使ってみて
使い方に「慣れて」しまったほうが、よほど話は早いというものです。
説明書は、仮に読むとしてもその後ではないでしょうか。
その方が、説明書に書いてあることもよく理解できるのです。

「習うより慣れよ」という言葉があります。
言葉とは本来「習う」ものではなく「慣れる」ものなのです。
誤解を恐れずに言えば
「意味」はどうでもいいから、早く「口」が慣れてしまったほうが勝ちなのです。
それで必要なものはすべて後から付いてくるから、不思議なものです。
言葉とはそういうものなのです。

では、早く「口」が慣れるためにはどうしたらいいのか?
その最も手っ取り早く、確実なトレーニング法が
「時間に挑戦」することに他ならないのです。

私は時々、生徒に対して
「いっそのこと、はやくち言葉の練習だと思って、気楽にやってみてはどうか。」
とアドバイスすることさえあります。
難しく構えて足取りが重くなってしまうより
むしろゲームのつもりで気楽にやったほうが
スムーズに進めることが出来るし、いい結果が出ることもあるからです。

「いくら何でもはやくち言葉ってのはどうかネ?」

と思うかもしれませんが、そうではありません。
一見、本来の目的を離れた「遊びごと」のように見えても
じつは、頭の中に「英語的思考回路」を作る重要なトレーニングなのです。

10問を1分で暗唱できたとき
あなたの頭は不思議な興奮と満足で包まれることになります。
その瞬間こそが「英語悩」が芽生えた瞬間なのです。




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2009年08月15日

英語駆け込み寺テキスト 71番~80番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

皆さんは、10個の英文を覚えるのにどのくらい時間がかかるでしょうか?

1時間くらいという方も、2時間くらいという方も
いろいろいるのではないでしょうか。

でも、それはあまり気にする必要はありません。
自分で納得のいくまで音読・暗唱を繰り返してください。
その結果が1時間だろうが2時間だろうが、問題ではないのです。

中には、人より多く時間がかかるので心配だ・・
という方もいるかもしれませんが
そんなことを気にする必要はありません。

仮に、人より余分に時間がかかったとしても
その時間が無駄になることは決してありません。
むしろ、その時間はあなたにとって必要な時間だったのです。

様々な英文の中には
比較的覚えやすいものもあれば
妙にに覚えにくいものもあります。

覚えにくい英文ってイヤですね。
読んでいても、すんなり頭の中に入ってこないし
何度覚えてもすぐ忘れてしまいます。

でも、そこを重点的にトレーニングすることには、大きな意味があるのです。
その「覚えにくさ」の中に
英語と日本語の本質的な違いがあるからです。

覚えにくい英文を、100回でも200回でも暗唱して頭に叩き込むということは
その英語と日本語の本質的なギャップを埋める、ということであり
あなたの英語的思考回路の幅を、大きく広げてくれることになるはずです。

脳のタンスとは不思議なものです。
詰め込めば詰め込むほど、その収容能力は多きくなるのですから・・・
つまり、覚えれば覚えるほど、覚える力がついてくるのです。
それは、脳の中の回路の数が、少しずつ増えていることの証しではないでしょうか。

では、今回は71番~80番にトライしてもらいます。

71番~80番を覚えたら
締めくくりとして、61番~80番の通しの確認もお忘れなく。




◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

71)This car is likely to break down. Can I rent another one else?
be likely to/..しそうだ   break down/故障する   rent賃借り(貸し)する  
  else/他の
  この車は故障しそうだ。他の車を貸してもらえませんか。

72)As for me, I’m confronted with the danger of divorce.
  as for/..に関して言えば be confronted with/..に直面している     
  danger/危険    divorce/離婚
  私ついて言えば、私は離婚の危機に直面している。

73)The two athletes resemble each other in a sense. They are both competitive.
  athlete/運動選手  resemble/似ている  each other/お互い   
  in a sense/ある意味      competitive/競争心の強い
  その二人の運動選手はある意味互いに似ている。彼らはともに競争心が強い。

74)To make matters worse, he had lost confidence in his ability.
 to make matters worse/さらに悪い事に   confidence/自信   ability/能力
  さらに悪い事に彼は自分の能力に自信を失ってしまっていた。

75)He claimed that the comment was beside the point.
claim/主張する  comment/論評・コメント beside the point/的の外れた
  その論評は的外れだと彼は主張した。

76)The murder suspect is being pursued by the police.
  murder/殺人   suspect/容疑者    pursue/追跡する   
  the police/警察(集合的に)
  その殺人の容疑者は警察に追跡されている。

77)Needless to say, children obtain knowledge and wisdom through experience.
    needless to say/言うまでもなく   obtain/獲得する  knowledge/知識
   wisdom/知恵     experience/経験
  言うまでもなく子供は経験を通して知識と知恵を得る。

78)He gained fame through his diligence.
  gain /(努力して)得る  fame/名声  diligence/勤勉
  彼は勤勉で有名になった。

79)He was blamed for neglect of his duty by his superior.
  blame/非難する    neglect/怠慢    duty義務  superior/上司
  彼は義務を怠った事で上司に非難された。

80) The flood did severe harm to the crops.
   flood/洪水  severe/ひどい  do harm/害を与える  crop/農作物
  その洪水は農作物にひどい被害をもたらした。


★暗唱練習用シート
61)言うまでもないが礼儀作法には常に気をつけなければならない。
62) 「先に行ってて。すぐに追いつくから。」「急げ。さもないと汽車に乗り遅れるぞ。」
63)もし勤勉でなければ時代についてゆくことは出来ない。
64)我々は他の代理店と協力して何とかその障害物を取り除いた。
65) 核兵器は人類の破滅を引き起こすかもしれない。
66) 私は小さな町で生まれ育ったので全ての住民と顔見知りです。
67) 今度の選挙で投票する事に価値(意味)があるのかどうか、私には全くわかりません。
68)食事のしたくは交代でやろうよ。  いいとも。
69)彼女は風邪をひきやすい。  我々は法に服従するべきである。
70)彼は多くの点で私より優れている事は認めるが、私は彼を好きになれない。

71)この車は故障しそうだ。他の車を貸してもらえませんか。
72)私ついて言えば、私は離婚の危機に直面している。
73)その二人の運動選手はある意味互いに似ている。彼らはともに競争心が強い。
74)さらに悪い事に彼は自分の能力に自信を失ってしまっていた。
75)その論評は的外れだと彼は主張した。
76)その殺人の容疑者は警察に追跡されている。
77)言うまでもなく子供は経験を通して知識と知恵を得る。
78)彼は勤勉で有名になった。
79)彼は義務を怠った事で上司に非難された。
80) その洪水は農作物にひどい被害をもたらした。

71番から80番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)
61番から80番までのタイム ≪目標2分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月16日

英語駆け込み寺テキスト 81番~90番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

今回は、81番~90番です。

ちょっとペースが速いかもしれませんが
つまらないおしゃべりばかりしていたら
夏休み中に150番まで、という公約(?)が、怪しくなってきてしまいました。
少しペースアップをしたいと思いますので
大変かもしれませんが、がんばってください。

尚、81番~90番は
第三ブロック(61番~90番)の締めくくりとなりますので
61番から90番までの、通しの確認テストもお忘れなく。
くどいようですが、とても重要なことです。
目標は、30問3分です。



◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

81)She was seriously hurt in the traffic accident.
   seriously/ひどく・まじめに hurt/..を害する (hurt-hurt-hurt)
  traffic/交通の accident/ 事故
  彼女はその交通事故でひどくケガをした。

82)We contributed lifesaving equipment to the refugees.
   contribute/寄付する・貢献する  lifesaving/救命の  equipment設備・装置
   refugee/避難民
  我々は避難民に救命用具を寄付した。

83)Much to our surprise, he attributed his failure to bad luck.
   to one’s surprise/驚いた事に    attribute/..のせいにする
    failure/失敗   luck/運      
   大変驚いた事に、彼は自分の失敗を不運のせいにしてしまった。

84)Developing countries supply advanced countries with raw materials.
   developing country/開発途上国   supply ..with~/..に~を供給する  
  advanced country/先進国   raw/生の・未加工の  material/材料
  開発途上国は先進国に原材料を供給している。

85)He got promoted at the cost of his colleagues. He should be ashamed of himself.
   get promoted/昇進する  at the cost of/..を犠牲にして colleague/同僚 
  be ashamed of/..を恥じる
  彼は同僚を犠牲にして昇進した。自分を恥じるべきだ。

86) I proposed [suggested] a solution to the problem, but no one would listen to it.
  propose/提案する   solution/解決策   listen to/ 耳を傾ける
  私はその問題の解決策を提案したが、誰も耳を傾けようとしなかった。

87)I’m ready to publish the biography of the genius in his childhood.
be ready to/..する用意がある  publish/出版する   biography/伝記 
  genius/天才    childhood/少年(少女)時代
  私はその天才の少年時代の伝記を出版するつもりだ。

88)Now that our business has succeeded, let’s split the profits equally.
  Now that/..なのだから    business/事業   succeed/成功する 
   split/割る・裂く  profit /(金銭的)利益  equally/平等に
  事業に成功したのだから利益を平等に山分けにしよう。  

89)Let’s pray so that nasty weather won’t spoil the picnic.
pray/祈る  nasty/意地の悪い  weather/天候   spoil/台無しにする   
  so that..will~ /..が~するように
  悪天候がピクニックを台無しにしないように(天に)祈ろう

90) She accompanied her daughter to the interview room with a worried look.
accompany/..と一緒に行く   daughter/娘    interview/ 面接
  彼女は心配そうに面接室まで娘についていった


★暗唱練習用シート
81)彼女はその交通事故でひどくケガをした。
82)我々は避難民に救命用具を寄付した。
83)大変驚いた事に、彼は自分の失敗を不運のせいにしてしまった。
84)開発途上国は先進国に原材料を供給している。
85)彼は同僚を犠牲にして昇進した。自分を恥じるべきだ。
86)私はその問題の解決策を提案したが、誰も耳を傾けようとしなかった。
87)私はその天才の少年時代の伝記を出版するつもりだ。
88)事業に成功したのだから利益を平等に山分けにしよう。  
89)悪天候がピクニックを台無しにしないように(天に)祈ろう。
90) 彼女は心配そうに面接室まで娘についていった。

81番から90番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)


★61番~90番のまとめの暗唱テスト

61)言うまでもないが礼儀作法には常に気をつけなければならない。
62) 「先に行ってて。すぐに追いつくから。」「急げ。さもないと汽車に乗り遅れるぞ。」
63)もし勤勉でなければ時代についてゆくことは出来ない。
64)我々は他の代理店と協力して何とかその障害物を取り除いた。
65) 核兵器は人類の破滅を引き起こすかもしれない。
66) 私は小さな町で生まれ育ったので全ての住民と顔見知りです。
67) 今度の選挙で投票する事に価値(意味)があるのかどうか、私には全くわかりません。
68)食事のしたくは交代でやろうよ。  いいとも。
69)彼女は風邪をひきやすい。  我々は法に服従するべきである。
70)彼は多くの点で私より優れている事は認めるが、私は彼を好きになれない。

71)この車は故障しそうだ。他の車を貸してもらえませんか。
72)私ついて言えば、私は離婚の危機に直面している。
73)その二人の運動選手はある意味互いに似ている。彼らはともに競争心が強い。
74)さらに悪い事に彼は自分の能力に自信を失ってしまっていた。
75)その論評は的外れだと彼は主張した。
76)その殺人の容疑者は警察に追跡されている。
77)言うまでもなく子供は経験を通して知識と知恵を得る。
78)彼は勤勉で有名になった。
79)彼は義務を怠った事で上司に非難された。
80) その洪水は農作物にひどい被害をもたらした。

81)彼女はその交通事故でひどくケガをした。
82)我々は避難民に救命用具を寄付した。
83)大変驚いた事に、彼は自分の失敗を不運のせいにしてしまった。
84)開発途上国は先進国に原材料を供給している。
85)彼は同僚を犠牲にして昇進した。自分を恥じるべきだ。
86)私はその問題の解決策を提案したが、誰も耳を傾けようとしなかった。
87)私はその天才の少年時代の伝記を出版するつもりだ。
88)事業に成功したのだから利益を平等に山分けにしよう。  
89)悪天候がピクニックを台無しにしないように(天に)祈ろう。
90) 彼女は心配そうに面接室まで娘についていった。


61)It goes without saying that you should always pay attention to courtesy.
62))“Go ahead. I’ll catch up with you soon.” “Hurry up, or we’ll miss the train.”
63)Unless you are diligent, you won’t be able to keep up with the times.
64)We managed to get rid of the obstacle, working in cooperation with other agencies. 
65)Nuclear weapons may bring about the ruin of mankind.
66)As I was born and brought up in a small town, I’m acquainted with all the inhabitants.
67)I have no idea if it’s worth voting in the next election.
68)Why don’t we take turns preparing for dinner? Why not?
69)She is subject to colds. We are subject to the laws.
70)I admit he is superior to me in many respects, but I don’t care for him.

71)This car is likely to break down. Can I rent another one else?
72)As for me, I’m confronted with the danger of divorce.
73)The two athletes resemble each other in a sense. They are both competitive.
74)To make matters worse, he had lost confidence in his ability.
75)He claimed that the comment was beside the point.
76)The murder suspect is being pursued by the police.
77)Needless to say, children obtain knowledge and wisdom through experience.
78)He gained fame through his diligence.
79)He was blamed for neglect of his duty by his superior.
80)The flood did severe harm to the crops.

81)She was seriously hurt in the traffic accident.
82)We contributed lifesaving equipment to the refugees.
83)Much to our surprise, he attributed his failure to bad luck.
84)Developing countries supply advanced countries with raw materials.
85)He got promoted at the cost of his colleagues. He should be ashamed of himself.
86)I proposed [suggested] a solution to the problem, but no one would listen to it.
87)I’m ready to publish the biography of the genius in his childhood.
88)Now that our business has succeeded, let’s split the profits equally.
89)Let’s pray so that nasty weather won’t spoil the picnic.
90)She accompanied her daughter to the interview room with a worried look.


61番から90番までのタイム ≪目標3分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月18日

英語駆け込み寺テキスト 91番~100番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

第4ブロックに突入です。
91番~100番にトライしてください。


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

91)The beautiful landscape spread as far as the eye could reach.
landscape/景色・風景  spread/広がる
  as far as/..の限り(空間的に)     reach/届く・達する
  見渡す限り美しい景色が広がっていた。

92)She was pleased because her composition won a prize and was displayed at school.
be pleased/喜ぶ     composition/作文  
  win a prize/ 賞を取る(win-won) display/展示する
  彼女は作文で賞を取り学校に展示されたので喜んだ。

93)As a result of air pollution, global warming came about.
  as a result of/..の結果      pollution/汚染
    global warming/地球温暖化   come about/起こる・生ずる
  大気汚染の結果として地球温暖化が起こった。

94)He is inclined to force his beliefs onto the others, ignoring their warning.
be inclined to/..する傾向がある force/強制する  belief信念 
     ignore/無視する    warning/警告
  彼は自分の信念を他人に押し付けて、彼らの警告を無視する傾向がある

95)The slave dug a small hole and buried his precious treasure in it.
      slave/奴隷  dig/掘る(dig-dug) bury/埋める
   precious/貴重な   treasure/宝物
  その奴隷は小さな穴を掘り、大切な宝物をその中に埋めた。
96)We eventually concluded that the freedom of expression was coming to a crisis.
eventually/ついに・結局  conclude/結論付ける
    freedom/自由     expression/表現       crisis/危機
  我々は結局、表現の自由が危機に瀕していると結論付けた。

97)He insisted that I should confess my sins to God and clear my conscience.
insist/主張する confess/白状する
sin/罪(精神的・宗教的な) conscience/良心 
   彼は、私が神にたいする罪を告白して良心を明らかにするべきだと主張した。

98)Ignorance delays progress. 
ignoranc/無知  delay/遅れる・遅らせる  progress/進歩
  無知は進歩を遅らせる。

99)The researcher was compelled to interrupt his experiment.
researcher/研究員      compell/強制する
  interrupt/中断する     experiment/実験
  研究員は実験を中断するよう強制された。

100)We should be prepared to adapt to the circumstances.
    be prepared to/..する覚悟(用意)をする  adapt/順応させる(する)
   circumstance/状況・事情
  我々は状況に順応する覚悟(用意)をしなければならない。


★暗唱練習用シート
91)見渡す限り美しい景色が広がっていた。
92)彼女は作文で賞を取り学校に展示されたので喜んだ。
93)大気汚染の結果として地球温暖化が起こった。
94)彼は自分の信念を他人に押し付けて、彼らの警告を無視する傾向がある。
95)その奴隷は小さな穴を掘り、大切な宝物をその中に埋めた。
96)我々は結局、表現の自由が危機に瀕していると結論付けた。
97)彼は、私が神にたいする罪を告白して良心を明らかにするべきだと主張した。
98)無知は進歩を遅らせる。
99)研究員は実験を中断するよう強制された。
100)我々は状況に順応する覚悟(用意)をしなければならない。

91番から100番までのタイム ≪目標1分≫(   ;   ;   ;   ;   分)




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2009年08月20日

英語駆け込み寺テキスト 101番~110番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

日中の暑さはまだまだ厳しいものの
朝夕はだいぶ過ごしやすくなってきましたね。

夏休みも、いよいよ終盤を迎えようとしています。
この夏休み、皆さんは有効に過ごせたでしょうか。
思い通りにはいかなかったと、後悔している方もいるかもしれませんが
今からでも決して遅くはありません。
最後のひと踏ん張り、がんばってください。


では、今回は101番~110番です。

例によって
1)音読10~20回
2)暗唱10~20回
3)大体覚えたら、10問まとめて時間に挑戦

の手順でお願いします。

尚、91番~110番のまとめの暗唱テストもお忘れなく。


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

101)We were obliged to adopt a new method for studying psychology.
oblige/義務付ける  adopt/採用する
   method/方法      psychology/心理学
  我々は心理学の新しい研究法を採用するよう義務付けられた(余儀なくされた)。

102)We were forbidden to proceed with the public performance for the time being.
  forbid/禁止する    proceed with/..を続行する
performance/公演 for the time being/ 当分の間
  我々は当分の間公演を続行する事を禁止された。

103)Child labor is prohibited by the law.
labor/労働   prohibit/禁止する  law/法律
  子供の就業は法律で禁止されている。

104)She leaned against my shoulder and whispered, “ I’ll miss you.”
leaned against/..に寄りかかる     shoulder/肩
     whisper/ささやく    miss/..がいなくて寂しく思う
  彼女は私の肩に寄りかかってささやいた。「あなたがいなくなると寂しいわ」

105)He poured some milk into the coffee and stirred it.
      pour/注ぐ    stir/かき混ぜる
  彼はコーヒーにミルクを注ぎそれをかき混ぜた。

106)I was cautioned against exposing my skin to excess sunlight.
caution/警告する   expose/さらす  excess/過度の
  私は過度に太陽光線に肌をさらす事のないように警告を受けた。

107)You are supposed to submit your paper within a certain period.
  be supposed to/..する事になっている submit/提出する
  paper/レポート  certain/ある・一定の  period/期限・時代
  レポートは一定の期限以内に提出する事になっています。

108)Some participants were against the compromise with the government.
participant/参加者     be against/..に反対する
    compromise/妥協(案)     government/政府
   数名の参加者は政府との妥協案に反対した。

109)They decided to suspend the game because of the shower.
  decide/決定する  suspend/一時中止する 
  because of/..のため     shower/にわか雨
  彼らは嵐のため試合を一時中断することを決めた。

110)I made up my mind to stop trusting him after he deceived me quite a few times.
 make up one’s mind/決心する    trust/信じる
    deceive/ だます quite a few times/ 何度も
  彼は何度も私をだましたので、私は彼を信用しないように決心した。

★暗唱練習用シート
101)我々は心理学の新しい研究法を採用するよう義務付けられた(余儀なくされた)。
102)我々は当分の間公演を続行する事を禁止された。
103)子供の就業は法律で禁止されている。
104)彼女は私の肩に寄りかかってささやいた。「あなたがいなくなると寂しいわ」
105)彼はコーヒーにミルクを注ぎそれをかき混ぜた。
106)私は過度に太陽光線に肌をさらす事のないように警告を受けた。
107)レポートは一定の期限以内に提出する事になっています。
108)数名の参加者は政府との妥協案に反対した。
109)彼らは嵐のため試合を一時中断することを決めた。
110)彼は何度も私をだましたので、私は彼を信用しないように決心した。

101番から110番までのタイム ≪目標1分≫(   ;   ;   ;   ;   分)



★91番~110番の通しのテスト 

91)見渡す限り美しい景色が広がっていた。
92)彼女は作文で賞を取り学校に展示されたので喜んだ。
93)大気汚染の結果として地球温暖化が起こった。
94)彼は自分の信念を他人に押し付けて、彼らの警告を無視する傾向がある。
95)その奴隷は小さな穴を掘り、大切な宝物をその中に埋めた。
96)我々は結局、表現の自由が危機に瀕していると結論付けた。
97)彼は、私が神にたいする罪を告白して良心を明らかにするべきだと主張した。
98)無知は進歩を遅らせる。
99)研究員は実験を中断するよう強制された。
100)我々は状況に順応する覚悟(用意)をしなければならない。

101)我々は心理学の新しい研究法を採用するよう義務付けられた(余儀なくされた)。
102)我々は当分の間公演を続行する事を禁止された。
103)子供の就業は法律で禁止されている。
104)彼女は私の肩に寄りかかってささやいた。「あなたがいなくなると寂しいわ。」
105)彼はコーヒーにミルクを注ぎそれをかき混ぜた。
106)私は過度に太陽光線に肌をさらす事のないように警告を受けた。
107)レポートは一定の期限以内に提出する事になっています。
108)数名の参加者は政府との妥協案に反対した。
109)彼らは嵐のため試合を一時中断することを決めた。
110)彼は何度も私をだましたので、私は彼を信用しないように決心した。

91)The beautiful landscape spread as far as the eye could reach.
92)She was pleased because her composition won a prize and was displayed at school.
93)As a result of air pollution, global warming came about.
94)He is inclined to force his beliefs onto the others, ignoring their warning.
95)The slave dug a small hole and buried his precious treasure in it.
96)We eventually concluded that the freedom of expression was coming to a crisis.
97)He insisted that I should confess my sins to God and clear my conscience.
98)Ignorance delays progress. 
99)The researcher was compelled to interrupt his experiment.
100)We should be prepared to adapt to the circumstances.

101)We were obliged to adopt a new method for studying psychology.
102)We were forbidden to proceed with the public performance for the time being.
103)Child labor is prohibited by the law.
104)She leaned against my shoulder and whispered, “ I’ll miss you.”
105)He poured some milk into the coffee and stirred it.
106)I was cautioned against exposing my skin to excess sunlight.
107)You are supposed to submit your paper within a certain period.
108)Some participants were against the compromise with the government.
109)They decided to suspend the game because of the shower.
110)I made up my mind to stop trusting him after he deceived me quite a few times.

90番から110番までのタイム ≪目標2分≫(   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月22日

「すでに覚えたこと」を何度も確認することが語学学習の本質

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

大学受験に限らず、さまざまな理由で英語を学習する人々にとって
最大の悩みとは一体何でしょうか?

おそらく「いくら覚えても覚えたはじから忘れてしまう」
または「新しいことを覚えるたびに、今覚えかけていることを忘れてしまう(ような気がする)」
いわゆる「ひとつ覚えると2つ忘れる(ような気がしてならない)」
ということではないでしょうか。

事実、これだけ多くの時間を費やして覚えてきたはずの単語や文法のうち
どれだけのものが確かな記憶として残っているでしょうか。
中には「ほとんど残っていない」という方もいるのでは・・・

しかも、そのことを一番よく知っているのが自分自身なのです。
それで、どうして意欲を保つことが出来るのでしょうか。
英語の勉強そのものが嫌いになってしまうのも、無理はありません。

ではどうすればよいのか。
どうすれば着実に覚えられるのか。

解決策はあります。
それも、当たり前すぎるほど当たり前なことです。

その解決策とは・・・
「すでに覚えたこと」を何度も反復・繰り返し確認することなのです。
分かるでしょうか?
「新しいこと」を覚えるのではなく
「すでに覚えたこと」を何度も覚え直すのです。
なぜならば、それこそが語学学習の本質だからです。

「え? それって、ちょっとヘンじゃない?
覚えたことはもう覚えたんだから、それでいいんじゃないの?
そんな悠長なことをしてたら、いくら時間があっても足りないよ。

受験生には、やることが山ほどあるんだゼ。
英語のほかにも、数学や物理・化学や、地歴、古文、漢文と・・・
ああ、思い出しただけでもゾッとする。
そんな厳しい現実の中で、なんで英語だけノンビリやればいいっての?
脳天気も程々にしてもらいたいもんだね。
アンタ、現実ってものを知らなけりゃ
世間の笑いものになっちゃうゼ・・・」

・・・ご心配ありがとうございます。
でも、決してノンビリやれと言っているのではありません。
そのほうが、早く、確実な結果に繋がると言っているのです。

たとえば、一昨年卒業したK君は
統一模試では200点満点中40点しか取れなったのに
4ヶ月後のセンター試験では160点をマークし、奇跡の大逆転を達成しました。

そのK君の勉強法が、一冊のテキストを何十回も暗唱して覚えることだったのです。
つまり、「すでに覚えた」ことを「何度も覚え直した」だけなのです。
それで周回遅れを見事に挽回したのですから
結局は、誰よりも時間を有効に使ったことにはならないのでしょうか。


確かに、受験生には覚えるべきことが山ほどあります。
しかし、だからと言って、そんなに焦って詰め込もうとしても
やがて食中毒を起こし、パニックに陥ってしまうことにもなりかねません。
大学受験とは、「結果」が勝負なのです。
焦ったところで、「結果」に繋がらなければ何にもならないのです。

「今日覚えたこと」は、脳の中の「仮の引き出し」に収められたに過ぎません。
その引き出しの収容能力には限界があるばかりか
引き出しの種類がもともと違うのです。
それを「覚えた」と勘違いして、次から次へと「仮の引き出し」に詰め込もうとすれば
間もなく脳が生理的に拒否反応を起こしてしまいます。

「英語の勉強が思うように進まない」という悩みの大半は
そこに原因があると言っていいのではないでしょうか。

大学受験に必要な単語・熟語は膨大な数に上ります。
「授業で一度やったから」とか、「テストに出てきた単語だから」などという程度で
到底覚えきれるものではありません。
一度や二度で覚えられるのなら誰も苦労はしないのです。
ならば、覚えるまで何度でも繰り返すほかはありません。
もっと露骨に言えば、今日覚えた単語・文章を
明日もあさっても、何回でも繰り返し確認して頭に叩き込まなければならないのです。


それでは一向に前に進まないないのではないかって?

そうではありません。
そうして着実にひとつずつ積み上げていく者のみが
最後には栄光をつかむことが出来るのです。

たとえば、野球部の練習を考えてみましょう。

野球部の練習は、毎日同じことの繰り返しです。
今日はバントの練習をしたから、もうバントの練習はそれでおしまいにして
明日は別の練習を始める、などということをするでしょうか?

そんなことは決してありません。
今日も明日もあさっても、何日でもバントの練習を繰り返すのです。
そうして一つずつ確実に技術を積み上げていくから、強くなるのです。
「君たちは、毎日同じ練習ばかり繰り返していて、少しも進歩がないではないか」
などと、誰が嘲笑するでしょうか?

語学の学習も、本質的には変わりません。
反復・繰り返しのトレーニングが何よりも大事なのです。
今日はこれを覚えたから、明日は次のことを、あさってはまた別のことを・・・
では、結局何も残りません。
一言で言えば、何も進歩はないのです。

着実に一歩一歩前進するためには
「新しい事を覚える」時間と労力を犠牲にしてでも
「既に覚えた事の確認・確保」に費やさなければなりません。
極端な言い方をすれば
「昨日やったことと全く違うこと」をやってはいけないのです。

それは回り道でもなければ、足踏みでも、後ずさりでもありません。
それこそが≪語学学習の王道≫であり、爆発的成長への最短コースなのです。

そうして小さな石をひとつずつ着実に積み上げていく者だけが
あるところから飛躍的に急成長することが出来るのです。
今は信じられないかもしれませんが、その瞬間は間違いなくやってきます。
ある日突然のように、大きく成長した自分自身を発見するのです。

そんな事をしている間に、ライバルはどんどん先へ行ってしまうって?

そんなバカな事は絶対にありえません。
おへそでお茶を沸かすとはこのことです。

カメとウサギのおとぎ話では
遅れてゴールに到達したウサギが「シマッタ、油断していた!」
と、地団駄踏んで悔しがることになっていますが
語学学習の世界では、少々事情が違います。
皆さんもウスウス気が付いているのではないでしょうか。
先を争って飛び出していったウサギは
結局ゴールには到達しないのです。

私の教室では
英語の学習時間の大半を
「既に覚えた事の確認」に費やすようにアドバイスしています。
具体的には、一冊のテキストを何十回でも暗唱して覚えることです。

私自身の経験から言って
その驚くべき効果には、太鼓判を押すことができるからです。

「一冊で十分だろうか?」
という疑問を持つ方もいるかもしれませんが
その心配は「取らぬ狸の皮算用」というものです。

長年にわたって、数多くの生徒を指導してきた経験から言っても
何冊ものテキストを抱え込んだ生徒より
ボロボロになった一冊を持っている生徒のほうが
結果的には、はるかにいろんなことを知っているのです。
もちろん、テストでもいい点を取ることが出来ます。

ところで・・・
「すでに覚えた」ことを繰り返し確認することには
もうひとつ、特別な効用があるのです。

それは、「出来る・知っている」を少しずつ増やしていく事です。

誰でも、得意科目であれば「出来る」し、「知っている」事も多いはずです。
しかし、得意科目だから「出来る・知っている」というのは
順序としては正確ではありません。
じつは、「出来る・知っている」から面白くなり、得意科目となるのです。

「既に覚えた事を何度も確認する」という作業は
その「出来る・知っている」を一つずつ増やしていく事に他ならないのです。

それはまた、小さな成功体験を積み上げる事でもあります。
「あれも出来る・これも知っている」と
少しずつ成長している自分を確認するのです。
そしてある日、苦労して覚えた単語が、授業やテストで出てくるようになります。

すると不思議なものです。
「もっと出来るようになりたい」「もっと知っている事を増やしたい」
という欲が出てくるのです。
つまり、英語の勉強が面白くなるのです。



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2009年08月23日

英語駆け込み寺テキスト 111番~120番

 

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

今回は111番~120番です。

例によって
1)音読10~20回
2)暗唱10~20回
 大体覚えたら
3)10問まとめて時間に挑戦

の要領でお願いします。

尚、第4ブロック(90番~120番)の締めくくりとして
30問通しの暗唱テストもお忘れなく。



◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

111)We chased after the robber but he disappeared in the crowd.
 chase/追跡する    robber/強盗
     disappear/消える     crowd/群集
  我々はその強盗を追跡したが彼は人ごみの中に消えてしまった。

112)He took advantage of his political position to invite factories to the town.
    took advantage of/..を利用する     political/政治的な
   position/位置・立場   invite/招く  factory/工場
  彼は政治的な立場を利用してその町に工場を誘致した。

113)He approached the problem from a different aspect.
 approach/近づく・取り組む   problem/問題 
     different/別の・異なった  aspect/側面
  彼は別の側面からその問題に取り組んだ。

114)I was too busy working to notice how lonely she was.
      be busy ..ing/..するのに忙しい   notice/気が付く
    lonely/さびしい
   私は仕事が忙しくて彼女がどれほどさびしがっているのか気付かなかった。

115)I was amazed [astonished] to know the corporation [firm] went bankrupt.
   be amazed [astonished]/(とても)驚く    corporation/会社
      go bankrupt/倒産する
   私はその会社が倒産したのを知ってとても驚いた。

116)Who is responsible for safety measures in this power plant?
  be responsible for/..に責任がある    safety measure/安全対策 
      power plant/発電所(plant;工場)
   この発電所では誰が安全対策に責任があるのか。

117)We ultimately [finally] convinced them of our innocence.
     ultimately [finally]/ついに  convince~of../ (人)に..を確信させる
 innocence/ 無罪
   我々はついに我々の無実を確信させる事が出来た。

118)We must adopt an effective measure to do away with racial discrimination.
   adopt/採用する effective/効果的な measure/手段・対策
  do away with/..を廃止する・取り除く racial/人種(race)の discrimination/差別
   我々は人種差別を廃止する効果的な手段を講じなければならない。

119)The lawyer requested his client to describe exactly what he had witnessed .
  lawyer/弁護士  request/要望(要求)する   client/依頼人 
    describe/述べる・描写する  exactly/正確に    witness/目撃する
   弁護士はそこで目撃したものを正確に述べるように依人に要望した。

120)It was not an accident but a deliberate [intentional] attempt to insult me.
 accident/ 偶然(の出来事)  deliberate [intentional]/意図的な 
      attempt/試み・たくらみ   insult/侮辱する
   それは偶然の出来事ではなく、私を侮辱しようとする意図的なたくらみだった。


★暗唱練習用シート
111)我々はその強盗を追跡したが彼は人ごみの中に消えてしまった。
112)彼は政治的な立場を利用してその町に工場を誘致した。
113)彼は別の側面からその問題に取り組んだ。
114)私は仕事が忙しくて彼女がどれほどさびしがっているのか気付かなかった。
115)私はその会社が倒産したのを知ってとても驚いた。
116)この発電所では誰が安全対策に責任があるのか。
117)我々はついに我々の無実を確信させる事が出来た。
118)我々は人種差別を廃止する効果的な手段を講じなければならない。
119)弁護士はそこで目撃したものを正確に述べるように依頼人に要望した。
120)それは偶然の出来事ではなく、私を侮辱しようとする意図的なたくらみだった。

111番から120番までのタイム ≪目標1分≫(   ;   ;   ;   ;   分)

 

★91番~120番のまとめの暗唱テスト

91)見渡す限り美しい景色が広がっていた。
92)彼女は作文で賞を取り学校に展示されたので喜んだ。
93)大気汚染の結果として地球温暖化が起こった。
94)彼は自分の信念を他人に押し付けて、彼らの警告を無視する傾向がある。
95)その奴隷は小さな穴を掘り、大切な宝物をその中に埋めた。
96)我々は結局、表現の自由が危機に瀕していると結論付けた。
97)彼は、私が神にたいする罪を告白して良心を明らかにするべきだと主張した。
98)無知は進歩を遅らせる。
99)研究員は実験を中断するよう強制された。
100)我々は状況に順応する覚悟(用意)をしなければならない。

101)我々は心理学の新しい研究法を採用するよう義務付けられた(余儀なくされた)。
102)我々は当分の間公演を続行する事を禁止された。
103)子供の就業は法律で禁止されている。
104)彼女は私の肩に寄りかかってささやいた。「あなたがいなくなると寂しいわ。」
105)彼はコーヒーにミルクを注ぎそれをかき混ぜた。
106)私は過度に太陽光線に肌をさらす事のないように警告を受けた。
107)レポートは一定の期限以内に提出する事になっています。
108)数名の参加者は政府との妥協案に反対した。
109)彼らは嵐のため試合を一時中断することを決めた。
110)彼は何度も私をだましたので、私は彼を信用しないように決心した。

111)我々はその強盗を追跡したが彼は人ごみの中に消えてしまった。
112)彼は政治的な立場を利用してその町に工場を誘致した。
113)彼は別の側面からその問題に取り組んだ。
114)私は仕事が忙しくて彼女がどれほどさびしがっているのか気付かなかった。
115)私はその会社が倒産したのを知ってとても驚いた。
116)この発電所では誰が安全対策に責任があるのか。
117)我々はついに我々の無実を確信させる事が出来た。
118)我々は人種差別を廃止する効果的な手段を講じなければならない。
119)弁護士はそこで目撃したものを正確に述べるように依頼人に要望した。
120)それは偶然の出来事ではなく、私を侮辱しようとする意図的なたくらみだった。




91)The beautiful landscape spread as far as the eye could reach.
92)She was pleased because her composition won a prize and was displayed at school.
93)As a result of air pollution, global warming came about.
94)He is inclined to force his beliefs onto the others, ignoring their warning.
95)The slave dug a small hole and buried his precious treasure in it.
96)We eventually concluded that the freedom of expression was coming to a crisis.
97)He insisted that I should confess my sins to God and clear my conscience.
98)Ignorance delays progress. 
99)The researcher was compelled to interrupt his experiment.
100)We should be prepared to adapt to the circumstances.

101)We were obliged to adopt a new method for studying psychology.
102)We were forbidden to proceed with the public performance for the time being.
103)Child labor is prohibited by the law.
104)She leaned against my shoulder and whispered, “ I’ll miss you.”
105)He poured some milk into the coffee and stirred it.
106)I was cautioned against exposing my skin to excess sunlight.
107)You are supposed to submit your paper within a certain period.
108)Some participants were against the compromise with the government.
109)They decided to suspend the game because of the shower.
110)I made up my mind to stop trusting him after he deceived me quite a few times.

111)We chased after the robber but he disappeared in the crowd.
112)He took
of his political position to invite factories to the town.
113)He approached the problem from a different aspect.
114)I was too busy working to notice how lonely she was .
115)I was amazed [astonished] to know the corporation [firm] went bankrupt.
116)Who is responsible for safety measures in this power plant?
117)We ultimately [finally] convinced them of our innocence.
118)We must adopt an effective measure to do away with racial discrimination.
119)The lawyer requested his client to describe exactly what he had witnessed .
120)It was not an accident but a deliberate [intentional] attempt to insult me.

90番から120番までのタイム ≪目標3分≫(   ;   ;   ;   ;   分)


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2009年08月25日

M先生の話

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

前々回もお話したように
語学学習にとって、繰り返しのトレーニングは必要不可欠です。

せっかく学習したことを、確かな記憶として定着させるためには
「昨日覚えたこと」を、今日も明日もあさっても
覚えるまで何度も繰り返し頭に叩き込まなければならないのです。

極端な言い方をすれば「昨日とまったく違う事をやってはいけない」のです。
なぜならば、それこそが語学学習の本質だからです。


ところで、ではなぜ学校ではそれをやらないのでしょうか?
多くの先生方の中には、その重要性を感じている方もいらっしゃるはずです。
にもかかわらず
学校の授業で反復・繰り返しの風景を見ることはほとんどありません。
なぜでしょうか?

おそらく、理由のひとつは
「それは本来、個別に、自主的に行われるべきものであり
授業の中で行われるべき性格のものではない」
ということではないでしょうか。

確かに一理あるように思われます。

また、仮にその必要性を認めたとしても
時間的にそこまで手が回らないという問題もあります。

高校生が学習すべき内容は、膨大な量に上るものです。
そのすべてを授業の中で消化するためには
一定のカリキュラムを、限られた期間内に終了させなければなりません。
毎日同じことの繰り返しなど、しているヒマはない
ということも、尤もな話なのかもしれません。

では、予備校や塾ではどうでしょうか?
学校の授業で不足が生じているならば
進んでその補完に勤めるべきではいのでしょうか。

しかし、予備校や塾では、それはもっと困難であると言って構いません。

私自身が小さな私塾を経営しているので、よく分かるのですが
反復・繰り返しのような「自主トレーニング」に近い指導は
生徒および父兄の方々には
その意義をなかなか認めてもらえないのが現実なのです。
いわゆる「見栄えがよくない」とでも言うのでしょうか。
下手をすると
「そんなことなら、わざわざお金を払って塾に通わなくても、自分で出来るね」
ということになってしまいます。

では本当に自主的に一人でやるしかないのでしょうか?
反復・繰り返しのトレーニングは語学学習にとって不可欠であるのに
それを学校や塾・予備校ではやってくれないのでしょうか?

そうばかりとも言えません。
世の中には、鋭い問題意識を持った先生もいるのです。
たとえばM先生もその一人です。

M先生は、静岡市のある県立高校で英語を教えていました。
そのクラスの授業では
ある一冊の単語本を、毎回クラス全員で暗唱するのが日課だったといいます。
昨日はここをやったから今日は次のページを、ではなく
昨日やったところを、今日も明日も覚えるまで何度でも暗唱するのです。

まさに、授業時間の大半を費やして
「反復・繰り返し」のトレーニングを積み重ねたのです。
よほどご自分の指導方針に自信がなければ、出来ることではありません。

学校の先生という人種は、情熱の塊みたいな方が多いことは確かです。
あれもこれも生徒に教えたい、少しでも生徒を成長させたい
という、献身的な熱意にあふれているのです。
当然、その熱意は「密度の濃い授業」という形となって現れてきます。
その点で、学校の先生に勝る存在はありません。

しかし、どんなにハイレベルな講義を行っても
それで生徒の実力が上がらなければ、何にもなりません。
生徒の実力を上げるために、ほかにやるべきことがあるならば
たとえそれが見栄えのよくないことでも
よしんば、指導要領の主旨を多少なりとも逸脱したことであったとしても
信念をもって断行すべきではないか。

まるでかく言わんかのごとく、M先生は持論の指導方針を貫かれたといいます。

それで結果はどうだったでしょうか?

M先生のクラスの校外模試での英語の平均点は
同地域のナンバーワンである、名門進学校の平均点を上回っていたということです。
「毎日同じことの繰り返し」が「ハイレベルな授業」に勝ったのです。

その後、M先生は県の教育委員会に転出されたそうです。
昔から、優れた教師とは、いるところにはいるものです。
M先生の見識と孤高の信念に、心から敬意を表したいと思います。



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2009年08月26日

英語駆け込み寺テキスト 121番~130番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

夏休み最後のブロック(第五ブロック:121番~150番)に突入です。
大体覚えた、という方も、まだまだ覚えていない、という方も
ともかくまとめて、みんながんばってください。

特に、「自分は覚えるのが遅くて・・・」という方に一言。

人には、それぞれペースというものがあります。
早いとか遅いとかいうことを、気にする必要はありません。
遅くても何でも、自分の納得するまで音読・暗唱を繰り返して
自分のペースで、確実に覚えていってください。
その方が、結局は近道になるのです。

また、途中から参加された方でも
「早く先行組みに追いつかなければ・・・」
と、あせる必要はありません。
今日から始める方は、121番から始めればそれでいいのです。

駆け込み寺テキストは
どこから始めても、その効果に変わりはありません。
ただし、特に最初のうちは「音読・暗唱」を徹底的に繰り返して
「口で覚える」ことの意義を確認してください。

それでペースをつかんでから
順次、最初の方にも手を伸ばしていけば、十分間に合います。

それでは、例によって

1)音読10~20回
2)暗唱10~20回
 大体覚えたら
3)10問まとめて時間に挑戦

の要領でお願いします。


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

121)Delivery service is available any time.
    delivery/配達   service/サービス
   available/利用可能な  any time/いつでも
   配達サービスはいつでもご利用になれます。

122) The generous lawyer undertook the civil case without a fee.
generous気前のよい  undertake/引き受ける  
   civil/市民の  case/事例・事件    fee/料金
   気前のよい弁護士はその民事事件を無報酬で引き受けた。

123) She was kind enough to carefully lead the blind man to the exit.
be kind enough to/親切にも..する    carefully/注意深く
   lead/導く   blind/盲目の   exit/出口
   彼女は親切にも目の見えない人を注意深く出口まで連れて行ってあげた。 

124)There’s no substitute for continuous effort if you want to enrich your vocabulary.
substitute/代用する・代用品  continuous/絶え間ない  
  effort/努力   enrich/豊かにする   vocabulary/語彙
   語彙(単語力)を豊かにするためには、絶え間ない努力に代わるものはない。

125)At first I had a false impression of the candidate.
    at first/最初は     false/間違った
   impression/印象    candidate/候補者     
   最初私はその候補者に間違った印象をもっていた。

126)The president’s consent is an essential factor to carry out the project.
   president/社長・大統領 consent/同意(する)  essential/本質的な・不可欠な
  factor/要素  carry out/..を遂行(実行)する   project/計画
   その計画を遂行するためには社長の同意が不可欠な要素である

127)I’m convinced that you deserve to be praised for your courage.
be convinced/..を確信している    deserve/..に値する
    praise/誉める        courage/ 勇気
  君は勇気を褒め称えられる価値があると私は確信している。

128)I’ll accept your offer and participate in [take part in] your activity.
    accept/受け入れる  offer/申し出・提供
    participate in/..に参加する   activity/活動・運動
    あなたの申し出を受け入れてその運動に参加しましょう。

129)I was delighted to hear how she had responded to my proposal.
   be delighted/大喜びする    respond/反応する
    proposal/提案・プロポーズ
   私のプロポーズに彼女がどのように反応したのか聞いて私は大喜びをした。

130)The exhibition of abstract art will take place [be held] soon in our neighborhood.
exhibition/展示会・展覧会   abstract/抽象的な
    take place/開催される      neighborhood/近所
   抽象美術の展覧会が間もなくこの近所で開催されます。


★暗唱練習用シート
121)配達サービスはいつでもご利用になれます。
122)気前のよい弁護士はその民事事件を無報酬で引き受けた。
123)彼女は親切にも目の見えない人を注意深く出口まで連れて行ってあげた。 
124)語彙(単語力)を豊かにするためには、絶え間ない努力に代わるものはない。
125)最初私はその候補者に間違った印象をもっていた。
126)その計画を遂行するためには社長の同意が不可欠な要素である。
127)君は勇気を褒め称えられる価値があると私は確信している。
128)あなたの申し出を受け入れてその運動に参加しましょう。
129)私のプロポーズに彼女がどのように反応したのか聞いて私は大喜びをした。
130)抽象美術の展覧会が間もなくこの近所で開催されます。

121番から130番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



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2009年08月27日

英語駆け込み寺テキスト 131番~140番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

ちょっと気ぜわしい感じもしますが
131番~140番、行っちゃいましょう。

夏休み中に第5ブロック(130番~150番)まで
という公約を果たすためにの
強行スケジュ~ルとなってしまいましたが
夏休みの課題がまだ残っている方は
先にそちらを済ませてください。

夏休み明けは、少々ペースダウンをしますので
2学期に入ってから、じっくり攻略してください。



◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

131)The official announcement exaggerated the number of the victims.
  official/公式の   announcement/発表    exaggerate/誇張する
    number/数      victim/犠牲者
   その公式発表は犠牲者の数を誇張していた。

132)My wife complained that the expenditure exceeded our income this month.
  complain/不満を言う     expenditure/支出
     exceed/超過する    income/収入
   妻は今月支出が収入を超えたと不満を言った。

133)The political resolution added to economical exchange between the two nations.
   politica/政治的な  resolution/決心・決議  add to/を増大させる 
   economica/l経済的な    exchange/交流    nation/国・国家
   政治的な決議が2国間の経済的交流を増大させた。

134)In spite of the terrible traffic jam she still showed up on time.
  in spite of/..にもかかわらず  terrible/ひどく悪い traffic jam/交通渋滞 
   still/それにもかかわらず  show up/表れる  on time./時間どおりに
   ひどい交通渋滞にもかかわらず彼女は時間どおりに表れた。

135) Strict regulations were applied to imported articles[goods] .
 strict/厳格な regulation/規制・規則    apply/適用する
  import/輸入する  article/品物・商品
   厳格な規制が輸入品に適応された。

136)Anyone choosing politics as a career must go through intense competition.
    choose/選ぶ  politics/政治   career/職業・経歴
    go through /(つらい事を) 経験する intense/激しい   competition/競争
   政治を職業として選んだものは誰でも激しい競争を経験しなければならない。

137)The brain is composed of a large number of nerve cells.
    brain/脳  be composed of/..から構成される 
    a large number of/多くの   nerve/神経  cell/細胞
   脳は多くの神経細胞で構成されている。

138) I was upset when I realized I had left my purse in the baggage room.
   be upset/動揺する   realize/理解する・気付く leave/置いてくる
    purse/財布     baggage/手荷物
   私は財布を手荷物預かり所に置き忘れてきたのに気がついて動揺した。

139)The child was punished because he refused to obey his parent’s orders.
    punish/ 罰する   refuse/拒む・拒否する  obey/従う
    parent/親   order/命令
   その子供は親の命令に従う事を拒んだので罰を受けた。

140)I was relieved to receive a reply to my inquiry on the spot.
   be relieved/ほっとする・安心する receive/受け取る reply/答え(る)
     inquiry/質問  on the spot /(その場で)直ちに
   その質問に対する答えを(その場で)直ちに受け取ったので私はほっとした。

★暗唱練習用シート
131)その公式発表は犠牲者の数を誇張していた。
132)妻は今月支出が収入を超えたと不満を言った。
133)政治的な決議が2国間の経済的交流を増大させた。
134)ひどい交通渋滞にもかかわらず彼女は時間どおりに表れた。
135)厳格な規制が輸入品に適応された。
136)政治を職業として選んだものは誰でも激しい競争を経験しなければならない。
137)脳は多くの神経細胞で構成されている。
138)私は財布を手荷物預かり所に置き忘れてきたのに気がついて動揺した。
139)その子供は親の命令に従う事を拒んだので罰を受けた。
140)その質問に対する答えを(その場で)直ちに受け取ったので私はほっとした。

131番から140番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)


★121番~140番の通しの暗唱テスト

121)配達サービスはいつでもご利用になれます。
122)気前のよい弁護士はその民事事件を無報酬で引き受けた。
123)彼女は親切にも目の見えない人を注意深く出口まで連れて行ってあげた。 
124)語彙(単語力)を豊かにするためには、絶え間ない努力に代わるものはない。
125)最初私はその候補者に間違った印象をもっていた。
126)その計画を遂行するためには社長の同意が不可欠な要素である。
127)君は勇気を褒め称えられる価値があると私は確信している。
128)あなたの申し出を受け入れてその運動に参加しましょう。
129)私のプロポーズに彼女がどのように反応したのか聞いて私は大喜びをした。
130)抽象美術の展覧会が間もなくこの近所で開催されます。

131)その公式発表は犠牲者の数を誇張していた。
132)妻は今月支出が収入を超えたと不満を言った。
133)政治的な決議が2国間の経済的交流を増大させた。
134)ひどい交通渋滞にもかかわらず彼女は時間どおりに表れた。
135)厳格な規制が輸入品に適応された。
136)政治を職業として選んだものは誰でも激しい競争を経験しなければならない。
137)脳は多くの神経細胞で構成されている。
138)私は財布を手荷物預かり所に置き忘れてきたのに気がついて動揺した。
139)その子供は親の命令に従う事を拒んだので罰を受けた。
140)その質問に対する答えを(その場で)直ちに受け取ったので私はほっとした。


121)Delivery service is available any time.
122)The generous lawyer undertook the civil case without a fee.
123)She was kind enough to carefully lead the blind man to the exit.
124)There’s no substitute for continuous effort if you want to enrich your vocabulary.
125)At first I had a false impression of the candidate.
126)The president’s consent is an essential factor to carry out the project.
127)I’m convinced that you deserve to be praised for your courage.
128)I’ll accept your offer and participate in [take part in] your activity.
129)I was delighted to hear how she had responded to my proposal.
130)The exhibition of abstract art will take place [be held] soon in our neighborhood.

131)The official announcement exaggerated the number of the victims.
132)My wife complained that the expenditure exceeded our income this month.
133)The political resolution added to economical exchange between the two nations.
134)In spite of the terrible traffic jam she still showed up on time.
135)Strict regulations were applied to imported articles[goods] .
136)Anyone choosing politics as a career must go through intense competition.
137)The brain is composed of a large number of nerve cells.
138)I was upset when I realized I had left my purse in the baggage room.
139)The child was punished because he refused to obey his parent’s orders.
140)I was relieved to receive a reply to my inquiry on the spot.

121番から140番までのタイム ≪目標2分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)


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2009年08月28日

文法とは何か? ~前半

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

「英語の文法が難しい」という声を聞くことがあります。

日本語とは異質な、外国語の文法を学習するのですから
無理もないかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください。
こと「文法」に関して言うならば
英語より日本語のほうがはるかに難しいことをご存知でしょうか。

われわれが日常生活の中で、当たり前のように使っている日本語とは
じつは、想像以上に複雑で難解な仕組みで成り立っているのです。

たとえば、「そんなの知らないよ」というカンタンな日本語を文法分解してみましょう。

『そんな』=〔形容動詞〕人や物事の程度や状態がそのようであるさま。そのような。
       形容動詞には活用があるが、ここでは語幹がそのまま連体詞の働きをする。
『の』  =〔格助詞〕用言の連体形について「こと」「もの」の意味を表す。
       格助詞・『の』の用法については、他にも十数種類があるが
       この用法を特に準体助詞と呼ぶこともある。
『知ら』 =〔他動詞・五段・未然形〕情報や体験などによって、そのものの存在を認識する。
       次に助動詞「ない」に接続するので、ここでは未然形をとる。
『ない』 =〔助動詞〕動詞・動詞型活用助動詞の未然形について、打消しの意味を表す。
       助動詞には活用があるが、次に終助詞に接続するので、ここでは終止形
       ちなみに、「ある・無い」のない(例・お金がない)は助動詞ではなく形容詞である。
『よ』  =〔終助詞〕呼びかけ・断定・軽い感動・疑問などを表す。尚、助詞には活用が+ない。
       
・・と、軽く国語辞典をめくっただけでも、これだけのことが載っています。

つまり、「そんなの知らないよ」という日本語は
〔形容動詞〕+〔格助詞〕+〔他動詞〕+〔打消しの助動詞〕+〔終助詞〕
というそれぞれの品詞が、必要に応じて活用をして、初めて成り立っているのです。
日本語とは、なんと複雑で難解なルールに支配されているのでしょうか。

ところで、皆さんはこれだけの複雑な文法事項を
どれほど知識として知っているでしょうか。

半分も知らない、または品詞名すら正確に知らない
という人々が多いのではないでしょうか。

にもかかわらず、この日本語を間違って使う日本人はまずいません。
つまり、この複雑なルールをすべて正確に守っているのです。

驚くべきことだと言わねばなりません。
ルールなどまったく知らないのに、そのルールを破ったことがないのです。

お気づきでしょうか。
皆さんは日本語の天才なのです。
英語といえど、所詮は同じ人間の話す言葉に過ぎません。
恐れることなど、何一つとしてないはずではないでしょうか。


さて・・・
では天才である皆さんは
日本語のルールをどのようにして学んだのでしょうか?
これだけ難解で複雑なルールを、完璧にマスターしているのです。
一体それを、いつ、どのようにして身につけたのでしょうか?

不思議なことに
この問いに明確に答えられる人々は、多くはありません。
「日本語の文法の学習」をした、という記憶を持っている方は
ほとんどいないのです。

たとえば、小学校でも中学校でも
国語の時間に、助動詞や助詞の知識を教えることは、まずありません。
助動詞には活用があって、接続する単語に応じて語尾が変化し・・・
などという基本的な文法知識を、知っている人すらそれほど多くはありません。

にもかかわらず、その助動詞・助詞を驚くほど正確に使いこなす・・・。
はたして、そのようなテクニックをどのようにして身につけたのでしょうか?

それは「口で覚えた」、または「使って覚えた」のではないでしょうか。
つまり、「いろいろ使ってみて」
「口が馴染むかどうか」という判断を繰り返すことで
理屈ではなく直感で覚えたのです。

たとえば「そんなの知らないよ」という日本語は正しいが
「そんなの知るないよ」という日本語は間違っています。

どこが間違っているか?

文法的な説明をすれば、こうなります。
「知る」という動詞に「ない」という否定の助動詞を接続させるときは
「知る」という五段活用の動詞を
未然形である「知ら」に活用させなければならないからだと・・

しかし、そんな回りくどい理解をする人はいません。
ただ単純に、「知るない、という言い方は口に馴染まないから間違っている」
と判断するのではないでしょうか。

そうした一つ一つの、無意識の判断を繰り返すことで
日本語という言葉の法則を、知らず知らずのうちに身につけ
気が付いてみたら、日本語の天才になっていた・・・
誰もが、そうした経過をたどってきたのです。

ずいぶん乱暴なやり方のように見えるかもしれませんが
じつは、アメリカ人が母国語である英語を学ぶ場合にも
これと大差はありません。

試しに、英語の文法問題をアメリカ人に質問してみれば、よく分かります。

あれほど流暢に英語をしゃべり
英語のことなら何でも知っているように見えても
意外なほど文法用語は知らないし、文法的な説明はしてくれません。
ただ口でモグモグなぞってみて
「これはおかしい」とか「これは正しい」と指摘するだけなのです。

つまり、本家本元の「ネイティブ」でさえ
正確な文法は「口」に頼っているのです。

なぜならば、正確な文法を「知識」として覚えたのではなく
「口」で、「使って」覚えたからなのです。


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2009年08月29日

英語駆け込み寺テキスト 141番~150番

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

夏休みも、残すところあと二日。
駆け込み寺テキストも
夏休み中に消化する予定だった、最後の10問を迎えます。

新学期を迎える準備で忙しいと思いますが
夏休みの最後の締めくくり
出来る範囲で構いませんので、がんばってください。


◆◆大学受験・目からウロコの英語勉強法◆◆
「英語駆け込み寺」テキスト

141)He is regarded as the greatest philosopher of ancient times.
  be regarded as/..とみなされる     philosopher/哲学者 
   ancient/古代の   times/時代
   彼は古代における最も偉大な哲学者とみなされている。

142)So far we haven’t collected enough evidence to prove him guilty yet.
  so far/今までのところ    collect/集める  enough/十分な
   evidence/証拠 prove/証明する   guilty/有罪の
   今までのところ我々はまだ彼を有罪と証明する十分な証拠を集めていない。

143)The metropolis has an extraordinary population compared to local cities.
    metropolis/首都・大都会      extraordinary/並はずれた
     population/人口    compared to/..と比べて
   大都会は地方都市と比べて並はずれた人口を抱えている。

144) Wise men have mentioned that happiness consists in contentment.
    wise/賢明な   mention/述べる happiness/ 幸福   
   consist in/..にある・存在する  contentment/満足
   幸福は満足(を知ること)にある、と賢者は述べている。

145)The annual report contains many kinds of accurate data.
     annual /1年間の・年間の report/報告書  contain/含んでいる   
    kind/種類   accurate/正確な  data/資料・データ
   その年次報告書には多くの種類の正確なデータが含まれている。

146)The well-known author created many noble characters in his novels.
    well-known/有名な   author/作家   create/創造する     
    noble/高貴な  character/個性・人物    novel/小説
   その有名な作家が小説の中で多くの高貴な人物を創造した。

147) He should explain the reason why he was late for the plane’s departure.
      explain/ 説明する  reason/理由 be late for/..に遅れる 
        departure/出発
   彼は何故飛行機の出発の時間に遅れたのか、その理由を説明すべきだ。

148)I assure you that you can’t fail to be moved by the beauty of the sight.
   assure/保証する   fail to/(失敗しないで)必ず..する 
   be moved/感動する  beauty/美しさ    sight/光景
   君がその光景の美しさに必ず感動する事を保証するよ。

149)The sick person complained that she still had a slight pain in her back.
    sick/病気の  person/人    complain/不満を言う
    still/まだ   slight/わずかな  pain/痛み     back/背中
   その病人は背中にまだわずかな痛みがあると不満を言った。

150)No sooner had she entered the cage than she was bitten by the monkey.
  no sooner .. than~/..するや否や~する    enter/入る     
   cage/檻(おり)    bite-bit-bitten/噛む  monkey/サル
   檻(おり)にはいるや否や彼女はサルに噛みつかれた。


★暗唱練習用シート
141)彼は古代における最も偉大な哲学者とみなされている。
142)今までのところ我々はまだ彼を有罪と証明する十分な証拠を集めていない。
143)大都会は地方都市と比べて並はずれた人口を抱えている。
144)幸福は満足(を知ること)にある、と賢者は述べている。
145)その年次報告書には多くの種類の正確なデータが含まれている。
146)その有名な作家が小説の中で多くの高貴な人物を創造した。
147)彼は何故飛行機の出発の時間に遅れたのか、その理由を説明すべきだ。
148)君がその光景の美しさに必ず感動する事を保証するよ。
149)その病人は背中にまだわずかな痛みがあると不満を言った。
150)檻(おり)にはいるや否や彼女はサルに噛みつかれた。

141番から150番までのタイム ≪目標1分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)



★121番~150番のまとめの暗唱テスト
 
121)配達サービスはいつでもご利用になれます。
122)気前のよい弁護士はその民事事件を無報酬で引き受けた。
123)彼女は親切にも目の見えない人を注意深く出口まで連れて行ってあげた。 
124)語彙(単語力)を豊かにするためには、絶え間ない努力に代わるものはない。
125)最初私はその候補者に間違った印象をもっていた。
126)その計画を遂行するためには社長の同意が不可欠な要素である。
127)君は勇気を褒め称えられる価値があると私は確信している。
128)あなたの申し出を受け入れてその運動に参加しましょう。
129)私のプロポーズに彼女がどのように反応したのか聞いて私は大喜びをした。

130)抽象美術の展覧会が間もなくこの近所で開催されます。
131)その公式発表は犠牲者の数を誇張していた。
132)妻は今月支出が収入を超えたと不満を言った。
133)政治的な決議が2国間の経済的交流を増大させた。
134)ひどい交通渋滞にもかかわらず彼女は時間どおりに表れた。
135)厳格な規制が輸入品に適応された。
136)政治を職業として選んだものは誰でも激しい競争を経験しなければならない。
137)脳は多くの神経細胞で構成されている。
138)私は財布を手荷物預かり所に置き忘れてきたのに気がついて動揺した。
139)その子供は親の命令に従う事を拒んだので罰を受けた。
140)その質問に対する答えを(その場で)直ちに受け取ったので私はほっとした。

141)彼は古代における最も偉大な哲学者とみなされている。
142)今までのところ我々はまだ彼を有罪と証明する十分な証拠を集めていない。
143)大都会は地方都市と比べて並はずれた人口を抱えている。
144)幸福は満足(を知ること)にある、と賢者は述べている。
145)その年次報告書には多くの種類の正確なデータが含まれている。
146)その有名な作家が小説の中で多くの高貴な人物を創造した。
147)彼は何故飛行機の出発の時間に遅れたのか、その理由を説明すべきだ。
148)君がその光景の美しさに必ず感動する事を保証するよ。
149)その病人は背中にまだわずかな痛みがあると不満を言った。
150)檻(おり)にはいるや否や彼女はサルに噛みつかれた。


121)Delivery service is available any time.
122)The generous lawyer undertook the civil case without a fee.
123)She was kind enough to carefully lead the blind man to the exit.
124)There’s no substitute for continuous effort if you want to enrich your vocabulary.
125)At first I had a false impression of the candidate.
126)The president’s consent is an essential factor to carry out the project.
127)I’m convinced that you deserve to be praised for your courage.
128)I’ll accept your offer and participate in [take part in] your activity.
129)I was delighted to hear how she had responded to my proposal.
130)The exhibition of abstract art will take place [be held] soon in our neighborhood.
 
131)The official announcement exaggerated the number of the victims.
132)My wife complained that the expenditure exceeded our income this month.
133)The political resolution added to economical exchange between the two nations.
134)In spite of the terrible traffic jam she still showed up on time.
135)Strict regulations were applied to imported articles[goods] .
136)Anyone choosing politics as a career must go through intense competition.
137)The brain is composed of a large number of nerve cells.
138)I was upset when I realized I had left my purse in the baggage room.
139)The child was punished because he refused to obey his parent’s orders.

140)I was relieved to receive a reply to my inquiry on the spot.
141)He is regarded as the greatest philosopher of ancient times.
142)So far we haven’t collected enough evidence to prove him guilty yet.
143)The metropolis has an extraordinary population compared to local cities.
144)Wise men have mentioned that happiness consists in contentment.
145)The annual report contains many kinds of accurate data.
146)The well-known author created many noble characters in his novels.
147)He should explain the reason why he was late for the plane’s departure.
148)I assure you that you can’t fail to be moved by the beauty of the sight.
149)The sick person complained that she still had a slight pain in her back.
150)No sooner had she entered the cage than she was bitten by the monkey.

121番から150番までのタイム ≪目標3分≫ (   ;   ;   ;   ;   分)


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