2009年08月14日
なぜ時間に挑戦するのか ~後半
◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆
前々回「なぜ時間に挑戦するのか ~前半」の続きです。
時間のある方は、前々回のブログも参考にしてください。
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これは暗唱に限った話ではありません。
一般に、ある作業にかかる時間が短い人ほどその作業は正確である、という
常識をあざ笑うかのような、逆説的な傾向が多く見受けられます。
たとえば、計算が速い人ほどその計算は正確なのです。
また、パソコンのキーボードをすばやく押すことの出来る人ほど
押し間違いが少ないことも事実です。
なんでも早ければいい、というわけではありませんが
早いほうが間違いが少なく正確である、とするならば
これは見捨てておけない問題ではないでしょうか。
確かに、時間を目標とする事は本末転倒であるように見えるかもしれません。
時間を節約することが最終的な目標ではなく
正確に意味・内容を理解し、記憶する事が本来の目標であるからです。
「時間」はその結果に過ぎません。
しかし、世の中には
本末を転倒してしまったほうがよい結果につながる事もあるのです。
たとえば、ケータイの使い方を正確に覚えるために
最初に説明書を読む人間はまずいません。
順序としてはそれが正しいのかもせれませんが
だいたい、あの分厚い説明書を読んでも
そこに書いてあることの意味を理解することは至難の技です。
そんなヒマがあったら、とりあえずいろいろ使ってみて
使い方に「慣れて」しまったほうが、よほど話は早いというものです。
説明書は、仮に読むとしてもその後ではないでしょうか。
その方が、説明書に書いてあることもよく理解できるのです。
「習うより慣れよ」という言葉があります。
言葉とは本来「習う」ものではなく「慣れる」ものなのです。
誤解を恐れずに言えば
「意味」はどうでもいいから、早く「口」が慣れてしまったほうが勝ちなのです。
それで必要なものはすべて後から付いてくるから、不思議なものです。
言葉とはそういうものなのです。
では、早く「口」が慣れるためにはどうしたらいいのか?
その最も手っ取り早く、確実なトレーニング法が
「時間に挑戦」することに他ならないのです。
私は時々、生徒に対して
「いっそのこと、はやくち言葉の練習だと思って、気楽にやってみてはどうか。」
とアドバイスすることさえあります。
難しく構えて足取りが重くなってしまうより
むしろゲームのつもりで気楽にやったほうが
スムーズに進めることが出来るし、いい結果が出ることもあるからです。
「いくら何でもはやくち言葉ってのはどうかネ?」
と思うかもしれませんが、そうではありません。
一見、本来の目的を離れた「遊びごと」のように見えても
じつは、頭の中に「英語的思考回路」を作る重要なトレーニングなのです。
10問を1分で暗唱できたとき
あなたの頭は不思議な興奮と満足で包まれることになります。
その瞬間こそが「英語悩」が芽生えた瞬間なのです。
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