2009年10月22日
理系の科目は解いて覚える科目 ~2
◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆
皆さんは、こんな経験はないでしょうか。
たとえば、ある目的までの道順を、人に教えてもらうとしましょう。
よくあることですが
行ったことのない場所の地形などというものは、意外と頭には入らないものです。
それが、ちょっと入り組んだ場所であったりすれば、なおさらのことですね。
教える方は、親切心でいろいろな工夫をしてくれます。
地図をかいてあげたり、何か目印になるものを教えてあげたり・・
一番分かりやすい説明は
車の助手席に乗せて、実際に目的地まで連れて行ってあげることではないでしょうか。
これ以上親切で分かりやすい説明はありません。
これで分かってくれなかったら、もうお手上げというものです。
ところが、では本当にそれで道順は覚えたかというと
じつはそうでもありません。
他人の運転する車に乗っていっても、不思議と道順は覚えていないものです。
それは、プロのドライバーでも例外ではありません。
「助手席に座って何べんもその場所に言っているのに
さあ自分ひとりで行ってみろと言われると、まったく覚えていない・・・
なんてことは、よくあることだョ」
と、あるトラックの運転手は語ったそうです。
しかし奇妙なことに、いったん自分の足でその目的地まで到達すれば
大半の場合は一回でその道順は覚えてしまいます。
自転車でも徒歩でも構いません。
ともかく、自分の目で確認しながら、目的地まで到達することです。
かなり分かりにくい道でも、二回か三回で十分でしょう。
途中でちょっと道を間違えて、行ったりり戻ったりなんて事があれば、もう完璧です。
不思議なものです。
≪自力で到達した道は覚えてしまう≫のです。
人間の脳の仕組みが、そのように出来ているのだと言う外はありません。
勉強もこれと同じです。
特に理数系の科目については、まったく同じことが言えるのです。
授業でどんなに分かりやすい説明を聞いても
そのときは分かった「つもり」になるだけで
それが本当の実力になるわけではないのです。
確実に実力をつけるためには、その問題を再度自分の手で解かなければなりません。
言い換えれば、自分の手でハンドルを握らなければならないのです。
教材は、特別なものを用意する必要はまったくありません。
学校で使っている、教科書傍用の問題集で十分なのです。
と言うより、それ以外のものに手を出すことはタブーである、とさえ言えるのです。
ただし、授業のノートを丸写しでは解いたことにはなりません。
ノートはいったん伏せ、白紙の状態に戻って自分の手で解くのです。
するとその過程で、隠れていたいろんな問題に遭遇するはずです。
じつは、そのときこそが最大のチャンスなのです。
それらの問題をひとつずつ、その周辺を確かめながら自分の頭で考え、確認をすることで
奇跡の大逆転は生まれるのですから。
分かりやすい例を挙げましょう。
・・・「理系の科目はといて覚える科目 ~3」に続きます
静岡県静岡市清水区高橋6丁目6-48 ガルバゼミ
★ ホームページ http://garba-zemi.jimdo.com/