2009年09月10日

駆け込み寺テキストについて ~後半

◆◆「目からウロコの英語勉強法」◆◆

英語を学習する者にとって、単語・熟語は生命線です。
いかに文法・構文に精通していても
肝心の単語を知らなければ何も始まらない、と言って過言ではありません。

しかし、単語をひとつずつバラバラ覚えようとしても
それがそのまま単語力になるわけではありません。
何の脈絡もない断片的な知識というものは
ある一定の量を超えて覚えることには限界がある上
仮に覚えたとしても、応用力に問題が残ってしまうのです。

そうした観点から
現在市販されている単語集の多くには
それぞれの単語に一つずつ例文が示されています。
単語を一つずつ分断して覚えるより
文章の中で覚えたほうが、はるかに定着がいいし
なにより、多くの英文を覚えるということは
英語的思考回路を身につけるうえでは、またとない方法であるということも出来るからです。

そのご高察には、掛け値なしに敬意を表したいと思います。

しかし、ひとつの単語にひとつの例文では
1500の単語を覚えるのに
1500の文章を覚えなければならない事になってしまいます。
それは時間の限られた受験生にとって
大きな負担となってしまうのではないでしょうか。
せめてひとつの例文の中に、4つか5つの必須単語が含まれていれば
それだけ負担は軽くなるはずです。

経験的に言って、普通の高校生が暗記できる英文の数というものは
300前後くらいのものではないでしょうか。
その限られた数の文章の中に
受験に必要とされる最低限の基本単語・熟語を織り込むことが出来れば
それは、生きた単語力を身に付けると同時に
英語の総合力を底上げすることにも、大きく貢献できるに違いありません。

そのようなテキストは出来ないものだろうか?

「駆け込み寺テキスト」は
そうした長年の思いを、少しずつ形にしたものであり
およそ1500の必須単語・熟語を340の例文の中に収めたものです。
したがって、本テキストの例文をすべて暗記すれば
英語的思考回路を身につけながら
同時に、受験に必要な基本単語をカバーできることになります。

しかし、ここにひとつ重要な問題点があります。
それは「いかにしてこのテキストを攻略するか」
言い換えれば、「いかにして300を越える英文を暗記できるのか」という問題です。

10や20の英文ならば、ワケもなく覚えることは出来るでしょう。
しかし、300を超える英文をすべて暗記することは、容易ではありません。
具体的に、何と何を、どのような手順で行えば覚えることが出来るのか
そのスケジュールを提案し、確実に「結果」に結びつけるようにアドバイスすることも
このテキストの重要な使命なのではないだろうか?

そうした観点から
本テキストでは、本体となる「例文」「単語・熟語の意味」「日本語訳」の他に
「音読練習用シート」と「暗唱練習用シート」を、10問ずつまとめて掲載してあります。

それはもちろん
暗唱練習用のメモを自分で作る手間を省く、という意味もあります。
私自身の経験からも、1冊分の英文を暗記するためには
テキスト本体とは別の、自己テスト用のメモを作る必要が生じるのです。
何度も暗唱テストをするたびに
該当するテキストの、日本語訳の部分を拾っていたのでは
集中力が散漫になり、テストに身が入りません。

そうした観点から
駆け込み寺テキストでは、本体の例文1ページ(10問)ごとに
音読練習および暗唱テスト用のシートを用意し
さらにそれらをバインダー形式でまとめることにより
必要なページだけを取り外して携帯し
いつでも好きな時にトレーニングできるように配慮されています。

しかしそれは、そうした小手先の利便性を提供しようとしたばかりではありません。
それよりもむしろ、本テキストの攻略法を提案したものであると言うことが出来ます。
10問の例文を示した次のページには、その10問の音読・暗唱練習用のシートを用意し
10問ごとに確実に「口」で覚えることを、強く促すことが第一義的な目的なのです。

それは、取りも直さず
英語の総合力をつけるためには、多くの英文を覚えることが最も近道であり
多くの英文を覚えるためには、音読・暗唱を何度も繰り返すことが必要であるという
私からの強いメッセージである、と理解していただきたいと思います。


なお、本ブログでは
340の例文と、暗唱練習用のシートはすべてオープンにします。
必要に応じて、プリントアウトして使ってください。

このブログは、利益を追求するものではありません。
ただひたすら「一人でも多くの方に、成功を分かち合ってもらうこと」を
何より切望しています。



静岡県静岡市清水区高橋6丁目6-48 ガルバゼミ
★ ホームページ http://garba-zemi.jimdo.com/




上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
駆け込み寺テキストについて ~後半
    コメント(0)